佐藤琢磨、2022年はデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRよりインディカー・シリーズに参戦

デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR

2021-12-09 22:00:00

2021年12月9日、イリノイ州プレインフィールド発。デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングは、インディ500を2度制した佐藤琢磨と契約を交わし、彼がホンダ・エンジンを搭載したNo.51を駆って2022年NTTインディカー・シリーズに参戦することを正式に決定しました。

「デイルとリックを始めとするデイル・コイン・レーシングの皆さんとともにレースを戦えることが決まり、言葉では言い表せないほどの喜びを感じています」 琢磨はいまの心境をそう語りました。「デイル・コイン・レーシングはチームにとって不可欠な存在であるホンダとも深く結ばれており、どのタイプのサーキットでも彼らがコンペティティブであることは、過去何年もの結果によって証明されています」

「とりわけ、ここ数年のインディ500でチームが示したスピードはとても印象的です。新しい環境でレースを戦うことをとても楽しみにしていますし、いまはシーズンが始まるのが待ちきれない思いです」

 過去12年間にわたってNTTインディカー・シリーズで戦ってきた経験を、琢磨はチームにもたらすことになります。琢磨は通算199回出走し、表彰台を14回獲得し、優勝を6度果たしています。この6勝にはインディ500で挙げた2勝が含まれています。44歳の日本人ドライバーはポールポジションを10回獲得し、通算896ラップを首位として走り、70回のトップ10フィニッシュを成し遂げています。

 チームの共同オーナーであるデイル・コインは次のように語りました。「NTTインディカー・シリーズを戦ったすべてのドライバーのなかでも、琢磨はベストのひとりに数え上げられるべき存在です。かの有名なインディ500を2度制した素晴らしいドライバーを、私たちの素晴らしいマシーンに迎え入れて来年のインディ500に挑むことが、いまは楽しみで仕方ありません。才能豊富な琢磨が2022年は私たちの一員になることを、チームの全員が歓迎しています」

 東京出身の琢磨は、F1で7シーズンを過ごした後、2010年にNTTインディカー・シリーズへの挑戦を開始しました。琢磨は昨年まで、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングで4シーズンを過ごしました。

同じくチームの共同オーナーであるリック・ウェアは以下のコメントを付け加えました。

「2022年シーズン、琢磨をデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRファミリーの一員に迎え入れられることに深い喜びを感じています。琢磨はアメリカに限らず、世界中のモータースポーツで多くの経験を積んできました。彼の経験、そしてマシーンに関する膨大な知識によって、私たちのプログラムをさらに進化させるとともに、大きな成功を収められることを期待しています。きっと、彼の経歴には、インディアナポリス500での3勝目が付け加えられることでしょう」

(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングのプレスリリースより)