佐藤琢磨の2025年インディ500参戦体制のご報告

2025-03-11 20:06:04

佐藤琢磨の今シーズンの参戦体制が決まり、所属チームより発表がありましたので
チームリリースの翻訳にて下記のとおりご報告させて頂きます。

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インディ500で2度優勝の佐藤琢磨、第109回インディ500にRLLから参戦
アマダ・アメリカが再びプライマリー・スポンサーを務める
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのニュースリリースより)
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2025年3月11日、インディアナ州ジオンズビル発 本日、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は、インディアナポリス500で2度優勝した佐藤琢磨が、今年の5月25日に開催される第109回インディアナポリスに参戦するため、チームに復帰することを正式に発表しました。世界を代表するシートメタルの工作機械メーカーであるアマダ・アメリカもまた、2017年と2020年にインディ500を制した佐藤が操る№75のマシーン(ホンダ・エンジンを搭載)をプライマリー・スポンサーとして支援します。アマダ・アメリカは佐藤が2024年に参戦したときもプライマリー・スポンサーを務めました。



▲インディ500にて佐藤琢磨が駆る75号車のマシンカラーリングイメージ



佐藤は2012年にくわえて2018〜2021年にもRLLよりNTTインディカー・シリーズにエントリー。昨年はアマダをプライマリー・スポンサーに迎えてインディ500にスポット参戦しました。これまで佐藤がNTTインディカー・シリーズで挙げた計6勝のうち、4勝はRLLとともに勝ち取ったもので、これには2020年に獲得したインディ500での2度目の優勝も含まれます。2023年にはオーバル・レースにチップ・ガナッシ・レーシングからエントリー。翌年はRLLへの復帰を果たしました。その2024年には、ホンダのドライバーとして2番目に速いタイムを予選でマーク。そして彼にとって15度目、そしてRLLからは6度目となる「世界でもっとも壮大なレース」への出場を完走で締め括りました。
チームとアマダの関係が始まったのは2023年のこと。この年の4月30日にバーバー・モータースポーツ・パークで開催されたチルドレンズ・オブ・アラバマ・インディ・グランプリにおいて、アマダは№30のプライマリー・スポンサーを務めました。これにくわえ、2024年のインディ500に佐藤が挑戦したときにもプライマリー・スポンサーとしてチームを支援したほか、2024年のアキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチとポートランドでは№30の主要なアソシエート・スポンサーとなりました。なお、アマダ・アメリカの本社はロングビーチにほど近いカリフォルニア州のブエナ・パークにあります。


佐藤琢磨 (№75 アマダ・ホンダ)のコメント                        
「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに第109回インディ500に参戦できることに、抑えきれないほどの喜びを感じています。ボビー、マイク、デイヴィド、そしてチームの全員に、心からのお礼をいま一度、申し上げたいと思います。また、タイトルスポンサーを務めて下さるアマダを筆頭に、パナソニック オートモーティブシステムズ、Niterraグループ日本特殊陶業、デロイト トーマツ コンサルティング、ナック、本田技研工業、ホンダ・レーシングを始め長年レース活動をサポートしてくださっているスポンサーの皆さまにもお礼を申し上げます。№75を掲げた新しいマシーンは、RLLの伝統的なデザインをベースに、ダイナミックでリフレッシュされたカラーリングが施されていて、とても魅力的な仕上がりとなっています。チームとの旧交を温めることになった昨年の参戦は素晴らしい経験でした。そして今年は、さらに多くの懐かしい顔ぶれが揃うので、昨年以上に特別な挑戦になるとともに、大きな自信を与えてくれます。チーム一丸となって戦うことが楽しみで仕方ありません」


マイク・ギャラン (アマダ・アメリカ CEO)のコメント                               
「第109回インディアナポリス500に参戦する有力チームのレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと佐藤琢磨をサポートできることに、大変な喜びを覚えています。このパートナーシップは、テクノロジーの限界を追求し、最高のパフォーマンスを発揮するという、私たちとチームに共通した思いを反映したものです。『世界最大のレース』と言われるインディ500で、アマダとRLLのシナジーが発揮されることを楽しみにしております」



ボビー・レイホール (レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント
「今年も琢磨を私たちのインディ500プログラムに迎え入れることができて、本当に嬉しく思っています。彼のインディアナポリス・モーター・スピードウェイにおける経験、才能、そして堂々たる存在感は、この地で挙げた2勝により明快に証明されています。彼がチームに持ち込んだ規範と細部へのこだわりは、チームのプログラムに計りえないほどの価値をもたらしました。チームのエントリーにアマダがプライマリー・スポンサーとして協力してくださることにも喜びを感じています。彼らは、インディー500だけに限らず、私たちのレーシング・プログラムの一部としての活動を継続してくれました。アマダが作った工作機械を日常的に活用している私たちにとっては、これ以上ないほど幸せなことです」


マイク・ラニガン (レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント      
「今年も佐藤琢磨とともにインディ500に挑めることを、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとしてとても誇りに感じています。インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの琢磨は常に速く、これまでに挙げた2勝は、世界でもっとも壮観なレースにおける彼の実力を示すものです。個人的には、チームが琢磨に『3度目の優勝』のチャンスをもたらすことを楽しみにしていると同時に、プライマリー・スポンサーを務めるアマダに深く感謝しています」