佐藤琢磨はインディ500のディフェンディング・チャンピオンとしてマンス・オブ・メイを迎えた。しかし、スロー走行するマシーンとの接触を避けきれない状況に陥り、No.30をつけたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのダラーラ・ホンダは46周を走行しただけでリタイア。琢磨は今回のレースでもっとも早くリタイアしたドライバーのひとりに数えられることになった。もっとも、ここに至るまでの間、チーム全体は様々なアップ・アンド・ダウンを経験していた。
今年のマンス・オブ・メイは、インディ500ウィナーとして12ヵ月間にわたって取り組んできたプロモーション・ツアーの最後を飾るものだったが、ツアー終盤だからといってペース・ダウンが許されたわけではない。「まさに驚くべき経験でした。なにしろプロモーション活動はまったくのノン・ストップだったのですから、本当に信じられません」と琢磨。「インディアナポリス・モーター・スピードウェイに戻ってこられて、とても嬉しく思います。なにしろ、僕のためのゲートまで用意されていたのです! おそらくゲートの幅は30mほどもあって巨大なバナーが掲げられていました。そこには昨年のビクトリー・サークルで撮影された僕の顔が描かれていましたが、こんなに大きな自分の顔を見たのは初めてのことでした! とても素晴らしい雰囲気で、インディ500のスケール——リスペクトとパワー——を見せつけられたような気がしました。しかも、たくさんのファンが声援を送ってくれて、僕を大歓迎してくれました。ミニカーを手にした子供たちもいて、サインをせがんだり僕の名前を叫んだりしていたのです。本当に信じられないような体験でした」
インディGPが終わってマシーンがスーパースピードウェイを走り始めたのは例年より1日遅い火曜日のこと。それから3日間の走行を経て、伝統的なファスト・フライデイを迎えた。「新しい2018年仕様のエアロキットを装着したニューカーを走らせました。このパッケージでスーパースピードを走るのは、僕たちにとって初めてのことです。今年、主催者はプログラムを1日短縮しました。通常は月曜日から走り始めますが、今回は火曜日からとされたのです。その代わり走行時間帯は従来の12〜17時から11〜18時に延長されました。結果的に走行できる時間の長さは変わらなかったかもしれませんが、チームにとっては重大な影響がありました。通常、走行が終わると、翌日は別のセットアップを試します。したがって今年の日程では試せることが限られてしまいます。もちろん、僕たちは風洞実験用のモデルを独自に用意していますが、シミュレーションは様々な手法のひとつに過ぎません。したがって、これとは別にリアル・データからチーム独自のエアロ・マップを作成することになりますが、その結果は往々にしてシミュレーションとは異なるものです」
「僕たちは昨年、レイホール・チームが使ったセットアップのモディファイ版を試しました。昨年出走したオリオール・セルヴィアとグレアム・レイホールは、このセットアップから素晴らしいスピードを引き出しましたが、今年のマシーンではうまく機能しませんでした。僕たちはスピード不足に苦しみ、トラフィックのなかでも安定したクルマに仕上げるのに苦労しました。マシーンを速くするため、僕は常にオリオールやグレアムとグループになって走行しましたが、とても厳しい状況でした。今年のマシーンは、昨年に比べるとダウンフォースが大幅に削減されていましたが、その傾向はとりわけレース・コンフィギュレーションで顕著でした。おそらく、ダウンフォースは500ポンド(約230kg)かそれ以上、減っていました。予選コンフィギュレーションでのダウンフォースはこれまでとあまり変わりませんでしたが、それでもドラッグはとても大きく感じました。つまり、空力の効率が昨年までほどよくなかったのです」
予選の準備を行うファスト・フライデイでも困難は続いた。琢磨が語る。「誰もがリアウィングのダウンフォースを減らしていたものの、そうすると効率がどんどん下がっていきます。ディフューザーのサイドウォールを取り除くことも認められましたが、こうすると200ポンド(約91kg)のダウンフォースを失うのにドラッグの取り分は4ポンド(約2kg)しかありません。したがって、ストレートではドラッグが多少減るかもしれませんが、コーナーではタイアの摩耗が進行し、スリップアングルが大きくなり、トラクションが低下することになります。クルマを速くするのは恐ろしく難しい状況でした」
予選の滑り出しも目を覆いたくなるようなもので、土曜日の予選でレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3名は29番手、30番手、31番手という結果に終わる。このうち琢磨はチーム首位の29番手になったが、参加35台中、33台のみが日曜日の予選に出走できる権利を手に入れるなか、まさにギリギリの結果だった。もっとも、琢磨は日曜日の予選でポジションを上げることに主眼を置いて走行していたので、この結果は見せかけとはほど遠いものだったといえる。こうした努力は実を結び、琢磨はグリッドのちょうど中間にあたる16位という成績を得た。
「マシーンをまとめ上げるため、エンジニアたちが懸命に働いてくれました。予選の内容に関しては満足していますが、結果は16番手でしかありません。全般的にはライバルメーカーのほうが優勢ですが、僕たちと同じグループのなかでも僕たちがトップとはいえず、まだまだ改善する必要がありました」
月曜日のプラクティスに向けて、琢磨は次のように語った。「スピードは伸びてきましたし、良好な手応えも掴んでいます。レースに向けて僕たちは根本的にセッティングを見直し、これまでより柔らかいサスペンション・スプリングを装着するとともに、予選中に見つけた新しい考え方を取り入れることにしました。ただし、月曜日はうまくいきませんでした。トラフィックのなかの走行では自信を得られず、ライバルをパスできませんでした。先行するドライバーをただ追うしかできなかったのです」
その後、ドライバーたちはプロモーションのため各地に散った。琢磨は、昨年インディ500で優勝した直後に慌ただしく訪れたニューヨークを再訪することになる。そして迎えたカーブデイで、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの琢磨、レイホール、セルヴィアはそれぞれ異なるセットアップを試した。「金曜日以降は、これまでよりずっと自信が持てるようになり、クルマにも満足していました」 琢磨はそう語った。
土曜日にはサイン会とパレードが行われたが、ここで琢磨は信じられないような声援を受けることになる。このとき訪れた観客の数は10万人を軽く超えていただろう。「ファンの皆さんは、なんとスタンディングオベーションまで披露してくださいました! 本当に嬉しかったし、その声援に心から感謝しました」
決勝日の気温は華氏90度(摂氏32度)を越え、2012年以降で2番目に暑い1日となった。「リアウィングのダウンフォースをもっとも大きくしたセッティングで誰もが挑むと信じていました。そして2番目、3番目、4番目のスティントに向けて徐々にマシーンを速くするため、タイア空気圧はややコンサバティブな設定にすると予想していました」
スタートは悪くなく、琢磨はいくつか順位を上げたが、すぐに18番手へと後退してしまう。「アンダーステアが強くて先行車に追い付いていけませんでした。4、5周走って、タイアが示す最初のおいしい部分が終わると、グリップが落ち込んで苦しむようになり、大きくスロットルを戻さなければいけませんでした。こうして順位を落とし始めたのです。最初のピットストップでフロントウィングを調整するとマシーンの調子はよくなりました。おそらく、あと2スティントか3スティントを走れば、マシーンは本来の状態に近づいていくと思われました」
ピットストップを終えたとき、琢磨は16番手につけていたが、ここで信じられないような事態に巻き込まれてしまう。「ロバート・ウィッケンズと僕はいいペースで走行していて、先頭グループに追い付きつつありました。その後に起きたことは、悪夢以外のなにものでもありません。ジェイムズ・デイヴィソンはラップダウンになっていて、なにかに苦しんでいました。彼に黒旗が提示されなかったのはなぜかと、多くの人たちが疑問に思っています。彼がトラブルを抱えているのは明らかでした。インディカーにもF1同様105%ルールがあり、これを満たせない場合は他のドライバーを危険に陥れると考えられています。彼がこのペースより遅かったことは明らかでした」
「ロバートはターン3でジェイムズをオーバーテイクしましたが、おかげで上側のレーンに押し上げられる格好になります。僕はスロットルを戻したままコーナーに進入したものの、アンダーステアに見舞われてしまい、前方に集団が走行していたこともあってできることはやり尽くしました。僕はジェイムズがピットに入るか、加速を始めるものと思っていましたが、彼のスピードは落ちるいっぽうでした。彼はラインを守ったまま走り続けていましたが、ターンの出口が近づくにつれて、レーシングラインと彼の走行ラインが交錯するようになりました。ひょっとすると、彼のイン側に入ればいいように見えたかもしれませんが、あのスピード域で僕はスロットルをすべて戻していたため、すでにステアリングを完全に左に切っている状態でした。しかも速度差があまりに大きかったため、僕は彼のエアポケットに入る格好となり、フロントのグリップをさらに失うことになりました。このときまでにはブレーキも使い始めていましたが、十分減速する時間はありません。とても残念な状況でした。彼はピットレーンに進入することもできたのに、なぜかコース上に留まった。予想できない展開で非常に悲しく、また大きな落胆を味わいました」
その後、琢磨は長々と待たされたが、おかげで友人のウィル・パワーがインディ500で優勝するという喜びを味わうことができた。「仲のいいウィルが健闘していたので、彼を応援しないわけにはいきませんでした。ウィルは非常に才能豊かで、とても速いドライバーですが、なぜか運に恵まれず、その傾向はインディ500で特に強いように思われました。レースが終わったとき、僕はビクトリー・サークルに駆けつけ、心の底からウィルを祝福しました! インディカーに関わるすべての人たちにお礼を申し上げたいと思います。レーシングドライバーとして、インディ500で優勝できたのはもっとも嬉しい瞬間でしたが、これは、その後に続いた驚くべき12ヵ月間の始まりでしかありませんでした。今年は運がありませんでしたが、インディカーを支えるすべての人々に感謝します。彼らに最大限の敬意を表するとともに、これまでとても楽しむことができました」
次戦は、今週末にデトロイトのベル・アイルで開催されるダブルヘッダーとなる。「とても楽しみにしています」と琢磨。「スーパースピードウェイとは正反対のコースですが、デトロイトにはいくつかのいい思い出があり、過去数シーズン、レイホールはここでとても好調でした。マンス・オブ・メイでは苦しみましたが、デトロイトでは全力を尽くし、再び流れを取り戻してコンペティティブになるつもりです」
written by Marcus Simmons
POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 3 | 200 | 59 | Running | 108 |
2 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 1 | 200 | 65 | Running | 92 |
3 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 9 | 200 | 0 | Running | 71 |
4 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 32 | 200 | 1 | Running | 65 |
5 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 14 | 200 | 1 | Running | 61 |
6 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 2 | 200 | 1 | Running | 65 |
7 | Carlos Munoz Andretti Autosport |
29 | 21 | 200 | 4 | Running | 53 |
8 | Josef Newgarden Team Penske |
1 | 4 | 200 | 3 | Running | 55 |
9 | Robert Wickens Schmidt Peterson Motorsports |
6 | 18 | 200 | 2 | Running | 45 |
10 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 30 | 200 | 12 | Running | 41 |
11 | JR Hildebrand Dreyer & Reinbold Racing |
66 | 27 | 200 | 0 | Running | 38 |
12 | Marco Andretti Andretti Herta Autosport w/Curb-Agajanian |
98 | 12 | 200 | 0 | Running | 36 |
13 | Matheus Leist A.J. Foyt Enterprises |
4 | 11 | 200 | 0 | Running | 34 |
14 | Gabby Chaves Harding Racing |
88 | 22 | 200 | 0 | Running | 32 |
15 | Stefan Wilson Andretti Autosport |
25 | 23 | 200 | 3 | Running | 31 |
16 | Jack Harvey Michael Shank Racing with Schmidt Peterson Motorsports |
60 | 31 | 200 | 0 | Running | 28 |
17 | Oriol Servia Scuderia Corsa w/RLL |
64 | 26 | 200 | 16 | Running | 27 |
18 | Charlie Kimball Carlin |
23 | 15 | 200 | 0 | Running | 24 |
19 | Zachary Claman De Melo Dale Coyne Racing |
19 | 13 | 199 | 7 | Running | 23 |
20 | Spencer Pigot Ed Carpenter Racing |
21 | 6 | 199 | 3 | Running | 25 |
21 | Conor Daly Dale Coyne Racing dba Thom Burns Racing |
17 | 33 | 199 | 0 | Running | 18 |
22 | Max Chilton Carlin |
59 | 20 | 198 | 0 | Running | 16 |
23 | Zach Veach Andretti Autosport |
26 | 25 | 198 | 0 | Running | 14 |
24 | Jay Howard Schmidt Peterson Motorsports |
7 | 28 | 193 | 0 | Running | 12 |
25 | Tony Kanaan A.J. Foyt Enterprises |
14 | 10 | 187 | 19 | Contact | 11 |
26 | Sage Karam Dreyer & Reinbold Kingdom Racing |
24 | 24 | 154 | 0 | Contacto | 10 |
27 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 8 | 145 | 0 | Contact | 12 |
28 | Sebastian Bourdais Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 5 | 137 | 4 | Contact | 16 |
29 | Kyle Kaiser Juncos Racing |
32 | 17 | 110 | 0 | Mechanical | 10 |
30 | Danica Patrick Ed Carpenter Racing |
13 | 7 | 67 | 0 | Contact | 13 |
31 | Ed Jones Chip Ganassi Racing |
10 | 29 | 57 | 0 | Contact | 10 |
32 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 16 | 46 | 0 | Contact | 10 |
33 | James Davison Foyt with Byrd-Hollinger-Belardi |
33 | 19 | 45 | 0 | Contact | 10 |
佐藤琢磨、インディ500を無念のリタイアで終える
2018-05-27
本日行われた第102回インディ500の決勝レースにおいて、佐藤琢磨は周回遅れのマシーンと接触し、48周目でリタイアに終わりました。
16番グリッドからスタートした琢磨は、6周目に17番手へと後退。その後はこのポジションを守っていましたが、軽いアンダーステアを訴えていたため、チームはこの問題を最初のピットストップで対処することを決めます。最初のピットストップ・サイクルが始まるまでに18番手に順位を落とした琢磨は、33周目にピットストップを行い、16番手でコースに復帰。48周目のターン3とターン4の間では、遅い周回遅れのジェイムズ・デイヴィドソンを避けきれず、リタイアに追い込まれました。琢磨の順位は32位と記録されました。
次戦は6月2〜3日にデトロイトの市街地コースで2連戦が開催されます。
佐藤琢磨のコメント
「スピードに問題があったジェイムズと僕の間にはかなりの速度差があり、彼を避けきれませんでした。最初に彼の存在に気づいたとき、スロットルペダルを戻し、ブレーキペダルさえ踏み込みましたが、まるでエアポケットに入り込んだかのように吸い込まれてしまいました。僕たちふたりにとってとても残念な状況で、チーム、ファン、サポーターの皆さんには大変申し訳なく思います。ロバート(ウィッケンズ)と僕は先頭グループに追いつき、その集団に加わっていました。グループに加わると、2台がサイド・バイ・サイドになっているのが見えました。そのとき、ジェイムズはおそらくひどいトラブルに見舞われていて、スロットルを戻していたのだと思います。2台のスピード差はとても大きい状況でした。彼を避けようとしましたが、残念ながらできませんでした」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Total Time | Avg Speed |
1 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 02:36.7818 | 229.618 |
2 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 02:37.3696 | 228.761 |
3 | Will Power Team Penske |
12 | 02:37.4757 | 228.607 |
4 | Josef Newgarden Team Penske |
1 | 02:37.6151 | 228.405 |
5 | Sebastian Bourdais Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 02:37.7965 | 228.142 |
6 | Spencer Pigot Ed Carpenter Racing |
21 | 02:37.8208 | 228.107 |
7 | Danica Patrick Ed Carpenter Racing |
13 | 02:37.8326 | 228.090 |
8 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 02:37.9924 | 227.859 |
9 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 02:38.4076 | 227.262 |
10 | Tony Kanaan A.J. Foyt Enterprises |
14 | 02:38.1278 | 227.664 |
11 | Matheus Leist A.J. Foyt Enterprises |
4 | 02:38.1922 | 227.571 |
12 | Marco Andretti Andretti Herta Autosport w/Curb-Agajanian |
98 | 02:38.3894 | 227.288 |
13 | Zachary Claman De Melo Dale Coyne Racing |
19 | 02:38.5908 | 226.999 |
14 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 02:38.7389 | 226.788 |
15 | Charlie Kimball Carlin |
23 | 02:38.8304 | 226.657 |
16 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 02:38.9003 | 226.557 |
17 | Kyle Kaiser Juncos Racing |
32 | 02:39.0119 | 226.398 |
18 | Robert Wickens Schmidt Peterson Motorsports |
6 | 02:39.0835 | 226.296 |
19 | James Davison Foyt with Byrd-Hollinger-Belardi |
33 | 02:39.1128 | 226.255 |
20 | Max Chilton Carlin |
59 | 02:39.1430 | 226.212 |
21 | Carlos Munoz Andretti Autosport |
29 | 02:39.2585 | 226.048 |
22 | Gabby Chaves Harding Racing |
88 | 02:39.2874 | 226.007 |
23 | Stefan Wilson Andretti Autosport |
25 | 02:39.3889 | 225.863 |
24 | Sage Karam Dreyer & Reinbold Kingdom Racing |
24 | 02:39.4171 | 225.823 |
25 | Zach Veach Andretti Autosport |
26 | 02:39.4696 | 225.748 |
26 | Oriol Servia Scuderia Corsa w/RLL |
64 | 02:39.5044 | 225.699 |
27 | JR Hildebrand Dreyer & Reinbold Racing |
66 | 02:39.7032 | 225.418 |
28 | Jay Howard Schmidt Peterson Motorsports |
7 | 02:39.7245 | 225.388 |
29 | Ed Jones Chip Ganassi Racing |
10 | 02:39.7433 | 225.362 |
30 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 02:39.7679 | 225.327 |
31 | Jack Harvey Michael Shank Racing with Schmidt Peterson Motorsports |
60 | 02:39.8193 | 225.254 |
32 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 02:40.0462 | 224.935 |
33 | Conor Daly Dale Coyne Racing dba Thom Burns Racing |
17 | 02:40.4073 | 224.429 |
佐藤琢磨、インディ500の予選2日目に16番グリッドを獲得
2018-05-20
本日行われた第102回インディ500の予選2日目において、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 MIジャック・パナソニック・ダラーラ・ホンダに乗る佐藤琢磨は4ラップの平均で226.557mph(約362.5km/h)を記録し、16番グリッドを獲得しました。
佐藤琢磨のコメント
「マシーンの安定性を改善できました。僕たちは絶対的なスピードも伸ばそうとしましたが、これについてはまだ作業中です。ただし、安定性はよくなりました。エンジニアリンググループはとても頑張ってくれました。昨日、僕たち3人は、ある意味で苦しい1日を過ごしましたが、今日の安定性については少なくとも満足しています。僕たちはたくさんのことを学び、前進をしました。レースカーに関して、僕たちはシナリオを完全に書き換えました。月曜日からカーブデイまでの間に、僕たちはレースカーの作業を進めることになります。トラフィック内でのマシーンはとても強力で、安定性も非常に重要です。もしも決勝日が暑くなったら、レース後半はみんなタイヤのデグラデーションに苦しむでしょう。この点は、僕たちが懸命に努力しなければならないところです」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Tony Kanaan A.J. Foyt Enterprises |
14 | 00:39.5099 | 227.791 |
2 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 00:39.8787 | 225.684 |
3 | Marco Andretti Andretti Herta Autosport w/Curb-Agajanian |
98 | 00:39.9610 | 225.22 |
4 | Sebastian Bourdais Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 00:40.0329 | 224.815 |
5 | Charlie Kimball Carlin |
23 | 00:40.0512 | 224.712 |
6 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 00:40.1637 | 224.083 |
7 | Will Power Team Penske |
12 | 00:40.1889 | 223.942 |
8 | Danica Patrick Ed Carpenter Racing |
13 | 00:40.2409 | 223.653 |
9 | Spencer Pigot Ed Carpenter Racing |
21 | 00:40.2534 | 223.584 |
10 | Ed Jones Chip Ganassi Racing |
10 | 00:40.2583 | 223.556 |
11 | Oriol Servia Scuderia Corsa w/RLL |
64 | 00:40.2618 | 223.537 |
12 | Sage Karam Dreyer & Reinbold Kingdom Racing |
24 | 00:40.3085 | 223.278 |
13 | James Davison Foyt with Byrd-Hollinger-Belardi |
33 | 00:40.3152 | 223.241 |
14 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
20 | 00:40.3191 | 223.219 |
15 | Josef Newgarden Team Penske |
1 | 00:40.3252 | 223.186 |
16 | Jack Harvey Michael Shank Racing with Schmidt Peterson Motorsports |
60 | 00:40.3410 | 223.098 |
17 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 00:40.3745 | 222.913 |
18 | Carlos Munoz Andretti Autosport |
29 | 00:40.3946 | 222.802 |
19 | Jay Howard Schmidt Peterson Motorsports |
7 | 00:40.4122 | 222.705 |
20 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 00:40.4332 | 222.589 |
21 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 00:40.4448 | 222.526 |
22 | Kyle Kaiser Juncos Racing |
32 | 00:40.4706 | 222.384 |
23 | Zach Veach Andretti Autosport |
26 | 00:40.5241 | 222.09 |
24 | JR Hildebrand Dreyer & Reinbold Racing |
66 | 00:40.5356 | 222.027 |
25 | Gabby Chaves Harding Racing |
88 | 00:40.5476 | 221.961 |
26 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 00:40.5558 | 221.916 |
27 | Robert Wickens Schmidt Peterson Motorsports |
6 | 00:40.5732 | 221.821 |
28 | Matheus Leist A.J. Foyt Enterprises |
4 | 00:40.5773 | 221.799 |
29 | Stefan Wilson Andretti Autosport |
25 | 00:40.5839 | 221.763 |
30 | Zachary Claman De Melo Dale Coyne Racing |
19 | 00:40.6188 | 221.572 |
31 | Max Chilton Carlin |
59 | 00:40.6429 | 221.441 |
32 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 00:40.6552 | 221.374 |
33 | Conor Daly Dale Coyne Racing dba Thom Burns Racing |
17 | 00:40.9636 | 219.707 |
佐藤琢磨、カーブデイに6番手タイムをマーク
2018-05-25
本日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行なわれたインディ500のカーブデイにおいて、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 MIジャック・パナソニック・ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は38ラップを周回して224.083mph(約358.5km/h)のスピードを記録。6番手となりました。
インディ500の決勝レースは現地時間の5月27日に行なわれます。
佐藤琢磨のコメント
「本日のカーブデイは比較的短いセッションで終わりました。今日は予定していた走行を行ない、様々なことを確認しました。トラフィックでのマシーンの感触にはまずまず満足しています。まだやるべき仕事は残っていますが、レースデイを迎える準備は整っていると思います」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)