NTTインディカー・シリーズが開催されるのは今シーズン2度目となるインディアナポリスのロードコースにおいて、佐藤琢磨はまたも力強くレースを戦い抜き、トップ10フィニッシュを飾った。15番グリッドからスタートしたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30ダラーラ・ホンダは、見事な戦略と素晴らしいオーバーテイクによって一時は8番手まで登り詰めた。しかし、残念なことに最終ラップの1周前にジョセフ・ニューガーデーンが後方から接触。ターン1から飛び出した琢磨はグリーン上を走行することになり、最終的に10位でフィニッシュしたのである。
今回もまた、No.30のクルーはフリープラクティスで苦戦を強いられた。このセッションを終えたとき、琢磨はなんと23番手だったのである。「素晴らしいプラクティスというにはほど遠い内容でした」と琢磨。「今回のセッションも短く、しかも、前回ここで戦ったときの僕たちはあまり好調ではなかったので、いろいろなものを試しましたが、ペースはあまりよくありませんでした。さらにレッド・タイヤで走行を始めたところ、半周ほど走ったところで赤旗が提示されました。セッションが再開されてから、僕がレッド・タイヤで計時できたラップは1周だけでしたが、このときもトラフィックの影響を受けました。このコースでいちばん大切なのは、S字コーナーに続くターン7からターン9までですが、ここにぴったりとあったバランスはとうとう見つけられませんでした。現在のインディカーはとてもコンペティティブなので、コンマ1秒を失っただけで大きく順位を下げることになります」
こうした苦難の数々にもかかわらず、琢磨のタイムは第2セグメント進出にあと0.16秒足りないだけだった。そして予選グループで8番手となった琢磨は、15番グリッドからレースに挑むこととなる。同じ8列目にはチームメイトのグレアム・レイホールも並んでいた。ところで、今回RLLRの3台目にあたるNo.45を操ったのは、FIAフォーミュラ2選手権で優勝を飾ったこともあるクリスチャン・ルンガードで、彼はこれがインディカー・デビュー戦だったにもかかわらず予選で4位に食い込んでいた。
「僕たちはセットアップを変更しましたが、そうした作業は慎重に行ないました。なぜなら、ちょっとしたことで簡単にピークを通り越して悪い方向に進んでしまうからです。このため、セットアップ変更に伴う伸び代は決して大きくありませんでした。いっぽう、すでにバーバー・モータースポーツ・パークで僕たちのテストに参加したことのあるクリスチャンは、本当に実験的で素晴らしいセットアップで走行し、最高の結果を残しました。僕たちのチームが、ロードコースでもコンペティティブになれるのがわかったのは素晴らしいことでしたが、自分自身が予選の第2セグメントに進めなかったのは残念でした」
ウォームアップでは調子が上向き、琢磨とレイホールは予選タイムにわずかに届かないラップタイムを記録。それぞれ6番手と7番手となった。レースでもふたりは同じように反撃した。激しい鍔迫り合いが繰り広げられたオープニングラップにおいて、琢磨はふたつポジションを上げることに成功するが、続く2ラップでレッドタイヤを履いたドライバーたちに抜かれてしまう。これは琢磨がブラック・タイヤでスタートした影響だった。硬めのブラック・タイヤで走行することがルールで義務づけられているが、これを終えれば、残るラップは柔らかめのレッド・タイヤで周回することができる。
「オープニングラップは順調でした。ただし、僕の後からスタートしたドライバーのうち、4人がレッド・タイヤを履いていて、彼らは当初、非常に速いペースで走行していました。しかも、タイヤが十分にウォームアップされていなかったために、1周目の最終コーナーでひやっとするような経験をしました。レースではダウンフォースを減らしていたので、タイヤのグリップが限られていました。最初の数ラップは全開で走行できず、そしてあわやという目に遇い、マシーンがよろめいてもう少しでウォールにヒットするところでした! それでもフェリックス・ローゼンクヴィストをなんとか抑えきるなど、手応えあるバトルができました」
16番手を走行中だった琢磨は、もっとも早い段階でピットストップしたドライバーのひとりで、ここでブラック・タイヤからレッド・タイヤに交換。早めにピットストップし、ペースの点で有利なレッド・タイヤに履き替える作戦は、アンダーカットを可能にするものだが、それと同時に燃料もセーブする必要が生まれた。「とてもいい流れでした。僕たちはアンダーカットに挑み、これは成功しそうに思えました。僕はゆっくりと、でも確実に前進していきました。ただし、最初のスティントが短めだったので、燃料も節約しなければいけませんでした。これはちょっと苦しかったですね。僕たちには新品のレッド・タイヤが2セット(これを第2スティントと第3スティントで用い、第4スティントは中古のレッド・タイヤで走行した)がありましたが、燃費の要求も同時に満たさなければいけなかったのです」
最初のピットストップで、琢磨はライアン・ハンター-レイとライナス・ヴィーキーをアンダーカットしたが、ローゼンクヴィストの先行を許したため、差し引きひとつポジションを上げて15番手となる。ただし、2回目のピットストップを行なう直前には、素晴らしい動きを見せてローゼンクヴィストを攻略し、14番手へと浮上した。そしてピットストップが一巡したころには13番手となり、続いてルンドガードとコナー・デイリーをコース上でオーバーテイク。最後のピットストップを行なうとき、琢磨は10番手まで躍進していた。そして全ドライバーが最後のピットストップを終えた段階でも、琢磨は依然として10番手のポジションを守っていたのである。
しかも、最後のひとつ手前のスティントで、琢磨はトップ集団との間隔を徐々に詰めていった。ただし、彼らには大きくリードされていたので、アタックすることはできなかったものの、そのときの琢磨のペースは「とても勇気づけられるもの」だったという。「先頭集団までは少し距離があったので、さすがに追いつきはしませんでしたが、彼らの後姿を視界に捉えられたのは嬉しいことでした」 ほどのなくアレックス・パロウのエンジンにトラブルが発生し、この日、最初のイエローが提示されたが、このとき琢磨は9番手につけていた。そしてリスタートでサイモン・パジェノーを仕留めて8番手になると、ダメージを負ったヴィーキーのマシーンを救い出すために再びイエローコーションとなる。これでドライバー同士の間隔がぐっと縮まると、残り7周で最後のリスタートが切られたが、ユーズドのレッド・タイヤで長い周回数をこなしていた琢磨にとっては苦しい状況だったといって差し支えない。
「各マシーンがぐっと密集した状態になりましたが、僕は順位を上げられませんでした。僕自身も悪くはありませんでしたが、ニューガーデンが速いペースで迫ってきました。ターン1で彼を抑え込むべく、僕はディフェンス・ラインをとりましたが、彼がブレーキングで追突してきて、僕は押し出されてしまいました。コースアウトしたのはそれほど長い時間ではありませんでしたが、この間にふたり(ニューガーデンとマーカス・エリクソン)に先行されたのは残念でした」
この後もレースは目白押しだ。来週はセントルイスのゲートウェイ・オーバルで一戦を交えたあと、短いブレイクを挟んで、シーズン終盤の3レースが3週連続で開催されるからだ。「ナッシュヴィルでの、避けようがなかったアクシデントを別にすれば、ここまで僕は全レースで完走を果たしています」と琢磨。ただしポイント争いでは、このレースで優勝したウィル・パワーに抜かれ、琢磨は11番手となっていた。「セントピーターズバーグを別にすれば、僕たちは苦労してトップ10に食い込んできました。フラストレーションのたまるシーズンですが、まだ4レースが残っています。なかでもセントルイスのレースは、ここ数年ずっとコンペティティブだったので、とても楽しみです。シーズン終盤に向けて、ここで一度リセットしたい気分です。セントルイスで本当に力強く、コンペティティブな週末を過ごし、その勢いを、西海岸で開催される3連戦につなげていきたいと思っています」
written by Marcus Simmons
POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 01:49:38.0811 | 85 | 56 | Running | 53 |
2 | Romain Grosjean Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:49:39.1953 | 85 | 0 | Running | 40 |
3 | Colton Herta Andretti Autosport |
26 | 01:49:40.4309 | 85 | 2 | Running | 36 |
4 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:49:41.5193 | 85 | 0 | Running | 32 |
5 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:49:42.1863 | 85 | 16 | Running | 32 |
6 | Jack Harvey Meyer Shank Racing |
60 | 01:49:43.4044 | 85 | 0 | Running | 26 |
7 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:49:43.9364 | 85 | 0 | Running | 26 |
8 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:49:44.3308 | 85 | 2 | Running | 25 |
9 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:49:45.0891 | 85 | 0 | Running | 22 |
10 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:49:46.0260 | 85 | 0 | Running | 20 |
11 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:49:47.4407 | 85 | 0 | Running | 19 |
12 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:49:47.9190 | 85 | 2 | Running | 19 |
13 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:49:48.7045 | 85 | 0 | Running | 17 |
14 | Ed Jones Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 01:49:50.2010 | 85 | 0 | Running | 16 |
15 | Sebastien Bourdais A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:49:50.6592 | 85 | 0 | Running | 15 |
16 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 01:49:54.4980 | 85 | 7 | Running | 15 |
17 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:49:55.2735 | 85 | 0 | Running | 13 |
18 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:49:55.4084 | 85 | 0 | Running | 12 |
19 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:49:56.2396 | 85 | 0 | Running | 11 |
20 | Max Chilton Carlin |
59 | 01:49:56.8300 | 85 | 0 | Running | 10 |
21 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:49:57.6262 | 85 | 0 | Running | 9 |
22 | James Hinchcliffe Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:49:58.9261 | 85 | 0 | Running | 8 |
23 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:49:59.0926 | 85 | 0 | Running | 7 |
24 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:50:00.5757 | 85 | 0 | Running | 6 |
25 | Cody Ware Dale Coyne Racing with RWR |
52 | 01:50:04.5253 | 83 | 0 | Running | 5 |
26 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:50:12.2303 | 81 | 0 | Running | 5 |
27 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:23:45.3936 | 67 | 0 | Mechanical | 5 |
28 | RC Enerson Top Gun Racing |
75 | 00:26:30.1145 | 12 | 0 | Mechanical | 5 |
佐藤琢磨、インディ・ロードコースの決勝レースで10位フィニッシュ
2021-08-15
2021年8月14日、インディアナ州インディアナポリス発。
本日、NTTインディカーシリーズ第12戦の決勝レースがインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで行われ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック Mi-Jack ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は10位で完走しました。
琢磨は耐久性が高いブラック・タイヤを装着して13番グリッドからスタート。ここで13番手まで浮上したものの、ライバルにマシーンをヒットされて16番手へと後退します。さらに10周目という早い段階でピットストップを行ない、再びブラック・タイヤでの走行を開始。最初のピットストップが一巡したころ、琢磨は15番手につけていました。続いて34周目に2回目のピットストップを実施。その後は14番手で周回を重ねていましたが、46周目までには11番手へと順位を上げます。
3回目のピットストップは60周目で、11番手のままコースに復帰。やがてほかのドライバーがピットストップを行ない、アレックス・パロウがメカニカルトラブルで遅れると、琢磨はレイホールに続く8番手へと躍進します。フィニッシュの2周前にはニューガーデンとバトルを演じ、ここで10番手へと後退すると、そのポジションのままチェッカードフラッグを掻い潜りました。
佐藤琢磨のコメント
「インディGPがとてもタフな週末になったことは間違いありません。僕たちは中位グループの15番グリッドからスタートしました。それほど素晴らしいスタートだったわけではありませんが、数台をパスすると、ブラック・タイヤを履いた僕は、レッド・タイヤを装着した4台を先導して走行する形となりました。僕は自分のポジションを守り通そうとしましたが、たしか2台か3台の先行を許したと思います。ただし、レース全体を通していえば、僕たちは徐々に挽回していき、一時は8番手まで浮上しました。リスタート後はニューガーデンととびきりタフなバトルを演じ、最終的には、ポジションを守りながらターン1を通過しようとした僕を、イン側からやってきたニューガーデンがグリーン上に押し出して幕を閉じました。この結果、とても残念なことにポジションをふたつ落としましたが、チームは手堅い仕事をしてくれたと思います。今日はトップ8でフィニッシュしたいと思っていましたが、これは次のレースに持ち越すことにします。シーズン最後のオーバルレースは、ショートオーバルでの開催となります。このコースには素晴らしい思い出がたくさんあるので、皆さんとお目にかかれることを楽しみにしています!」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Total Time | Avg Speed |
1 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 1:10.7147 | 124.167 |
2 | Will Power Team Penske |
12 | 1:10.7214 | 124.155 |
3 | Romain Grosjean Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 1:10.7418 | 124.119 |
4 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 1:10.7433 | 124.116 |
5 | Colton Herta Andretti Autosport |
26 | 1:10.7631 | 124.082 |
6 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 1:10.8290 | 123.966 |
7 | Jack Harvey Meyer Shank Racing |
60 | 1:10.8875 | 123.864 |
8 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 1:10.9532 | 123.749 |
9 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 1:11.0208 | 123.631 |
10 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 1:11.0240 | 123.626 |
11 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 1:11.0342 | 123.608 |
12 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 1:11.1346 | 123.434 |
13 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 1:11.5084 | 122.788 |
14 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 1:11.3623 | 123.040 |
15 | Sebastien Bourdais A.J. Foyt Enterprises |
14 | 1:11.5504 | 122.716 |
16 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 1:11.4174 | 122.945 |
17 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 1:11.5583 | 122.703 |
18 | Ed Jones Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 1:11.4360 | 122.913 |
19 | Max Chilton Carlin |
59 | 1:11.5739 | 122.676 |
20 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 1:11.5340 | 122.744 |
21 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 1:11.6676 | 122.516 |
22 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 1:11.8624 | 122.184 |
23 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 1:11.7319 | 122.406 |
24 | James Hinchcliffe Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 1:12.0813 | 121.812 |
25 | RC Enerson Top Gun Racing |
75 | 1:12.3344 | 121.386 |
26 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 1:12.2660 | 121.501 |
27 | Cody Ware Dale Coyne Racing with RWR |
4 | 1:13.7572 | 119.045 |
28 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 1:12.5494 | 121.027 |
佐藤琢磨、インディ・ロードコースの公式予選を16位で終える
2021-08-14
2021年8月13日、インディアナ州インディアナポリス発。
本日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースでNTTインディカーシリーズ第12戦の初日フリープラクティスと公式予選が行われ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック Mi-Jack ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は16位で公式予選を終えました。
現地時間の午後3時に始まったプラクティスで1分12秒0270をマークし、23番手となった琢磨は、グループ2から挑んだ公式予選の第1セグメントで1分11秒4174を記録。ここで8番手となったため、明日の決勝レースに16番グリッドからスタートすることが決まりました。
佐藤琢磨のコメント
「やや難しい1日でした。トラフィックや赤旗などの影響により、プラクティスでは今回もレッドタイヤで1周を走りきることができませんでした。このため先が見通せない状態で公式予選に臨みましたが、ここでもコンディションにマッチしたマシーンのバランスをとるのにひどく苦労しました。マシーンには素晴らしいポテンシャルがあり、僕たちは正しいバランスにマシーンをまとめられなかっただけなので、とても残念です。これからデータを見直せば、明日にはマシーンをまとめ上げられるはずなので、やはり今日の結果はとても悔しいものでした。」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:10.8839 | 123.87 |
2 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:10.9062 | 123.831 |
3 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:10.9267 | 123.795 |
4 | Jack Harvey Meyer Shank Racing |
60 | 01:10.9397 | 123.773 |
5 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:11.0850 | 123.52 |
6 | Will Power Team Penske |
12 | 01:11.1113 | 123.474 |
7 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:11.1412 | 123.422 |
8 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:11.1553 | 123.398 |
9 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:11.2854 | 123.172 |
10 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:11.2972 | 123.152 |
11 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:11.3067 | 123.136 |
12 | Simon Pagenaud Team Penske |
22 | 01:11.3710 | 123.025 |
13 | Romain Grosjean Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:11.3919 | 122.989 |
14 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:11.4393 | 122.907 |
15 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:11.4858 | 122.827 |
16 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:11.5472 | 122.722 |
17 | James Hinchcliffe Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:11.5860 | 122.655 |
18 | Sebastien Bourdais A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:11.6385 | 122.565 |
19 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:11.7291 | 122.411 |
20 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:11.7720 | 122.337 |
21 | Ed Jones Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan |
18 | 01:11.9931 | 121.962 |
22 | RC Enerson Top Gun Racing |
75 | 01:12.0191 | 121.918 |
23 | Takuma Sato Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:12.0270 | 121.904 |
24 | Max Chilton Carlin |
59 | 01:12.1745 | 121.655 |
25 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:12.2029 | 121.607 |
26 | Colton Herta Andretti Autosport |
26 | 01:12.2410 | 121.543 |
27 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:12.2995 | 121.445 |
28 | Cody Ware Dale Coyne Racing with RWR |
52 | 01:13.5020 | 119.458 |