デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRから挑む初のレースとなったセントピーターズバーグ戦において、No.51 ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は10位フィニッシュを果たした。奇しくも、これは琢磨にとって200レース目のNTTインディカー・シリーズ戦。22番グリッドからのスタートにしては上々のリザルトといえるが、もしもプラクティスが順調に運び、ロマン・グロージャンに予選を台無しにされることがなければ、これをさらに上回る好成績を収めたことだろう。
琢磨はセブリングでたった1日だけテストを行なってからフロリダの市街地サーキットにやってきた。「膨大な量の準備をこなし、ファクトリーで数え切れないほどの作業を行なってきましたが、テストで潤沢に走行することはできませんでした」と琢磨。「僕たちはセブリングで行なうたった1日のテストに集中することにしました。これはとてもチャレンジングなことですが、事情は誰にとっても同じです。チーム・テストに費やせる日程は4日間だけに制限されており、これはシーズン前かシーズン中かを問いません。そこで僕たちと他の一部チームはシーズン前に1日だけテストを行なうことにしたのです」
「エンジニア、メカニック、そしてマシーンのすべてが新しくなりました。そこでシカゴのファクトリーを何度も訪れては、シートフィッティングを行なったり、テクニカル・ミーティングに参加したりしました。セブリングのテストをほぼトラブルフリーで終えられたことには満足しています。僕たちはかなり多くの仕事をこなし、チームの方針に従って作業に取り組みました。さらにHPDではシミュレーターでまる1日テストを行ないましたが、エンジニアたちと一緒に働くことは、電話で話すよりはるかに大きな収穫があることを実感しました」
セントピータースバーグの週末は、金曜日に行なわれた45分間のプラクティスで始まり、琢磨はここで18番手となった。「決して悪い滑り出しではありませんでした。タイヤは1セットしか使えないので、できることは限られています。路面のグリップは徐々に改善されていくので、セッションの冒頭はあまり走りたくありません。そこで、まずはインスタレーションラップを走り、10分間休んで、残りの30分間で3回走行を行ないました。最初の感触はとてもポジティブなものでした。マシーンはとても安定していたので、土曜日のプラクティスと予選ではよりアグレッシブなセットアップを試す必要があると感じていました。ラップタイムが際立ってよかったわけではありませんが、レースカーの感触としては上々でした。しかも、これは新しいエンジニアのドン・ブリッカーや、そのほかのサポートエンジニアたちと挑む最初のレース・ウィークエンドです。それを考えれば、まずまず順調だったといえるでしょう」
ところが、土曜日の午前中にはすべてが暗転してしまう。「土曜日までにセッティングを大きく変更しました。チームメイトのデイヴィッド・マルカスは、まだ20歳の若さですが、才能溢れるドライバーです。僕の半分にも満たない年齢ですね! 彼はチームと3日間のテストを行なったほか、セントピーターズバーグのコースについても知っていましたが、インディカー・シリーズは今回が初参戦です。彼の仕事振りはなかなかのもので、そのフィードバックも信頼に足るモノでした。そこで2日目はふたりで作業内容を分担しましたが、これも順調でした。自分たちの走り始めはトップ5に入っていたので、とても勇気づけられる展開です。続いて僕はニュータイヤを装着しましたが、直後に赤旗が提示されてしまいます。ここで全員がピットに戻り、やがて走行を再開しました」
「セントピーターズバーグは全長たった1.8マイル(約2.9km)の短いコースなので、ここを26台が同時に走ったらどのような状況になるか、想像するのは難しくないでしょう。しかも、1台1台が車間距離をとって走行するのです。これは規則書に書かれたルールではなく、あくまでも紳士協定ですが、アウトラップではほかのドライバーをオーバーテイクしないことになっています。ところがロメイン・グロージャンは、彼にとっての1周目に僕をオーバーテイクしていきました。まったく無意味なことですが、続いてサイモン・パジェノーをパスしようとして接触してしまいます。グレアム・レイホールと話したところ、グロージャンはチームメイトのクリスチャン・ルンガーにも接触していたそうです。彼がなにを目指しているのか、僕には皆目見当もつきません」
「この走行の2周目が終わろうとしていたとき、僕はキンク状の9Aを通過してターン10にアプローチしようとしていました。ここではざっと1/4マイル(約400m)先まで見通せるので、2、3台が目の前をゆっくり走っている様子が見えました。したがって、ここではスロットルペダルを緩め、次のラップに備えることになります。僕はアレクサンダー・ロッシの後を走っていて、僕のさらに2秒後方にはコナー・ダリーがいることに気づいていました。ミラーで見ると、彼が確実に減速していることが確認できました。僕の前方でも3台が連なっていて、一定の間隔を確保するためにゆっくりと走っています。このとき、コナーが僕のイン側に並んできたのは、オーバーテイクするためではなく、後方を走るドライバーが前方で何が起きているのか視認できるようにするのが目的だったはずです。そこへ、明るい黄色のマシーンがものすごい勢いで接近してきたのです! 僕にはまったく信じられませんでした。グロージャンのスピードでは、どう考えても止まれるはずがなかったので、かりに僕たちがいなかったとしても、コーナーを曲がれなかったのではと思えるほどでした。そのまま彼は突っ込んできて、僕の週末を台無しにしたのです。これでGPSとギアボックス・センサーが壊れたため、僕はギアボックスをニュートラルにすることもできず、その場で止まっていまいました」
「この影響で、2セット目のブラックタイヤ(プライマリータイヤ)を試すことができなくなり、今年から新しくなったレッドタイヤ(オルタネートタイヤ)を履くチャンスも失われました。しかも、グロージャンは僕のところにやってきて話しかけることさえしませんでした。謝罪も一切ありません。そこでフォトセッションの際に僕は彼に話しかけました。彼が『ごめんなさい』みたいなことを言うのを期待していたのですが、その代わりに、彼は信じられない言葉を口にしたのです。彼によると、あれは僕のミスで、彼自身は何も間違っていなかったそうです!彼の行為はFIAのルールブックにしたがったもので、遅いマシーンはレーシングラインから外れて道を譲らなければいけないと明記されているそうです。言わんとしていることはわかりますが、いったいどうしろというのでしょうか。そもそもインディカー・シリーズはFIA管轄ではないのですが…。彼はなにもわかっていないようです。グロージャンがF1時代にいろいろ問題を起こしたことを僕たちはみんな知っていますが、それよりもさらにひどいことだと思います。たくさんのドライバーが僕のところにやってきて『いったい彼は何をしているんだ?』と言葉をかけてくれましたが、そのなかには彼のチームメイトも含まれていました。このチームメイトはそのときのオンボード映像を見たそうですが、彼はまったくスロットルペダルを緩めていなかったと言っていました」
このセッションを23番手で終えた琢磨は、予選グループのなかで11番手となり、22番グリッドからスタートすることが決まる。「プラクティスでレッドタイヤを試したデイヴィッドは、リアタイヤのほうがよくグリップするためアンダーステアになったと教えてくれました。ただし、アンダーステアの度合いはわかりません。したがって、予選に挑むのは非常に困難な状況でした。僕たちはやや暖かいコンディションのなか、新品のレッドタイヤを装着したので、チャンスはほぼ1周しかありません。僕たちは予選トリムを施しましたが、おそらくは必要な量の1/4程度だったと思われます。ターン1ではまるで向きが変わりませんでした。続けて2周目もアタックしようとしましたが、1周目の終盤からトラフィックに引っかかり、スペースを一度開けなければなりませんでした。それと当時にタイヤのグリップ感もすでに下がり始めていて、タイムアップは望めず、とても残念な展開となりました」
迎えて日曜日、No.51はウォームアップで10番手となり、徐々に立ち直っていった。「チームにとっても僕にとっても手探りの状態で決めたセッティングでしたが、この週末を通じてもっともアグレッシブなマシーンに仕上げました。ウォームアップでは何度か赤旗が提示されたため、僕のベストラップはプッシュ・トゥ・パスを使うことなく、プライマリー・タイヤで記録したものでした。それでもマシーンは大幅に改善されていて、とても扱いやすく、自信を持ってドライブできました」
そんなマシーンのポテンシャルを、琢磨はレースのスタートで引き出してみせた。3ストップではなく2ストップ作戦でレースに挑んだ琢磨は、オープニングラップ中に22番グリッドから18番手へと躍進したのである。「速いマシーンであれば3ストップも可能ですが、僕たちのマシーンがそこまで速いとは思っていませんでした。しかも、今回は開幕戦で、市街地レースで、ルーキードライバーが何人かいたので、イエローが何度か出るのは間違いないように思えました。2ストップ作戦の場合、リスクとベネフィットのバランスを考えなければいけないものの、スタートではいくつかポジションを上げる必要があります。僕はターン1への進入で絶好のチャンスを手に入れました。なんとか3台をパスすることに成功し、ターン2へは3ワイドでアプローチしましたが、ここでアウトサイドのラインをとれるくらい、僕は自信を抱いていました」
琢磨はルンガー、ダリー、カラム・アイロット、そしてフェリックス・ローゼンクヴィストを攻略。しかし、レッドタイヤでスタートしたローゼンクヴィストは、そのグリップを生かして2周目のターン1で琢磨を抜き返した。その後の琢磨は「基本的にペースは良好で、リズムに乗ってドライブできた」という。
琢磨が19番手を走行していたとき、3ストップ作戦で走るドライバーたちが最初のピットストップを行なったため、ここで一気に9番手へとジャンプアップ。そして24周目にはマルカスが不運なクラッシュを演じる。「このとき、僕が最初のピットストップを行なうまで、まだ9ラップありました」 したがって、この展開はあまり好ましくない事態となる可能性もはらんでいたが、彼にとっても2ストップ作戦で走るドライバーにとってもラッキーなことに、コンクリートウォールを補修するためにイエローは延長されることとなった。「幸いにもデイヴィッドは無事でした。僕はチームと話し合い、ステイアウトしてトラックポジションを上げることも検討(この作戦を選んだロッシは失敗に終わった)しましたが、結果的に僕はピットに飛び込むことにします。そして、これは正しい判断でした」
続くリスタートで、琢磨は19番手につけていたが、前方を走っていたのは、なんとグロージャンだった。「このとき、僕はレッドタイヤを履いていました。最初のスティントでレッドタイヤを装着していたドライバーは軒並み順位を落としていましたが、僕はこのタイヤで33ラップ走り続けなければいけません。リスタートは、僕が順位を上げる最大のチャンスで、その後はタイヤを労ることにしました。前を走っているのは、“仲のいい”ロマン・グロージャンです! もちろん、僕は彼を攻略するつもりでした。彼は最終コーナーでイン側のラインを走ってポジションを守ろうとしていたので、僕は一度アウトに振ってからクロスラインを仕掛けました。ところが、そこには大量のマーブルが散らばっていたのです。僕のマシーンはボールベアリングの上に乗ったような状態となって、まるでターンインできません! このためルンガーの先行を許すこととなりました」
琢磨はルンガーとグロージャンを追走しながら、このスティントを費いやすことになるが、結果としてタイヤをいい状態に保つことできた。「ここでタイヤを持たせ、燃料をセーブできたので、最後のストップでは何台かを攻略できました」
11番手でコースに復帰した琢磨は、レース終盤にパト・オワードがピットストップを行なったため、10番手へと駒を進める。残り10周、琢磨の後方にマーカス・エリクソンが迫ってくる。彼はレース終盤にピットストップを行なっていたため、もはや燃費を心配する必要はなかった。「マーカスはいいペースで走っていました。彼と激しく順位を争うこともできましたが、それはあまり好ましいことではありませんでした」 残り7周でエリクソンは琢磨をパスする。「その後も僕は彼を追走し、なにかチャンスが巡ってきたら、それをものにしようと思っていました。すると、それが現実のものとなり。僕はポジションを上げることができたのです」 その好機が訪れたのは100周のレースの98周目。琢磨はエリクソンに続いてランガーをオーバーテイクし、10位でチェッカードフラッグを受けたのである。
「もちろん、僕はもっと上位でフィニッシュしたいと思っていましたが、プラクティスでアクシデントに巻き込まれたことを考えれば、僕にとっての200戦目、そしてデイル・コイン・レーシングとの初戦を10位で終えられたことについて、あまり不満をいうことはできません。この結果は素晴らしいチームワークがもたらしたもので、ピットストップではメカニックたちが大活躍してくれました。チームのメンバー全員が最高の仕事をしてくれたと思います」
次戦はハイバンク・オーバルのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。「テキサスではデイヴィッドがテストしているほか、来週には僕もシミュレーターで走行する予定です。こうした準備を行なって、テキサスでの高速バトルに備えることになります。次のレースも楽しみです。全力を尽くします!」
written by Marcus Simmons
POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:51:27.3466 | 100 | 49 | Running | 54 |
2 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:51:27.8561 | 100 | 1 | Running | 41 |
3 | Will Power Team Penske |
12 | 01:51:29.8137 | 100 | 1 | Running | 36 |
4 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 01:51:43.1908 | 100 | 0 | Running | 32 |
5 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 01:51:45.7991 | 100 | 0 | Running | 30 |
6 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:51:47.9980 | 100 | 13 | Running | 29 |
7 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:51:48.7647 | 100 | 0 | Running | 26 |
8 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:51:49.3743 | 100 | 26 | Running | 25 |
9 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:51:49.7140 | 100 | 0 | Running | 22 |
10 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:51:50.6209 | 100 | 0 | Running | 20 |
11 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:51:51.7710 | 100 | 0 | Running | 19 |
12 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:51:53.6216 | 100 | 0 | Running | 18 |
13 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:51:59.0153 | 100 | 0 | Running | 17 |
14 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:52:00.9451 | 100 | 0 | Running | 16 |
15 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:52:01.5613 | 100 | 0 | Running | 15 |
16 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:52:03.6069 | 100 | 0 | Running | 14 |
17 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:52:06.3827 | 100 | 0 | Running | 13 |
18 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:52:25.4706 | 100 | 0 | Running | 12 |
19 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 01:52:26.0689 | 100 | 0 | Running | 11 |
20 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:52:26.5100 | 100 | 10 | Running | 11 |
21 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:52:27.4824 | 100 | 0 | Running | 9 |
22 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:52:30.2079 | 100 | 0 | Running | 8 |
23 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:51:41.0087 | 99 | 0 | Running | 7 |
24 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 01:51:33.3688 | 97 | 0 | Running | 6 |
25 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:27:32.7662 | 62 | 0 | Mechanical | 5 |
26 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 00:25:12.1770 | 23 | 0 | Contact | 5 |
佐藤琢磨、開幕戦の決勝で22番手から10位への大躍進を遂げる
2022-02-27
2022年2月27日、フロリダ州セントピーターズバーグ発。
本日、行われたインディカー・シリーズ開幕戦の決勝レースにおいて、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は、22番グリッドからスタートして10位でフィニッシュする大活躍を見せました。
今回は、琢磨にとってインディカー・シリーズ参戦200戦目にあたる一方、デイルコイン・レーシングから挑む初のレースとなりました。
22番グリッドからこの一戦に臨んだ琢磨は、オープニングラップで4つポジションを上げると、その後も追い上げを図っていきます。琢磨がこのレース最大の山場を迎えたのは25周目のこと。ここでイエローが提示されるとピットに飛び込み、100ラップのレースを2ストップで走りきる戦略へと切り替えたのです。そして2回目で最後のピットストップを行なうまでには7番手に浮上。コースに復帰した際には15番手までポジションを落としましたが、74周目にはトップ10への返り咲きに成功。そのままチェッカードフラッグを受けました。
22番グリッドからスタートして10位でフィニッシュした琢磨は、このレースでもっとも大きく順位を上げたドライバーとなりました。
<佐藤琢磨のコメント>
「デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRとの最初のレースでトップ10フィニッシュを飾ることができました。メカニックたちは素晴らしい働きをしてくれました。この週末は難しい展開で始まり、予選はまるで希望どおりにはいきませんでした。僕たちはほぼ最後尾のグリッドからスタートし、次第に順位を上げていきました。スタートは楽しいもので、いくつか順位を上げましたが、その後もすべてのスティントで力強いパフォーマンスを発揮しました。例年、セントピーターズバーグではたくさんの出来事が起きますが、今年はそうでもありませんでした。僕たちがレース中にいちばん追い上げた勢力となったことは素晴らしく、またチームが一丸となって戦った結果といえます。テキサスで行なわれる次のレースが本当に楽しみです。今週末は本当に順調で、僕もチームにしっかりと馴染んでいます。」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Total Time | Avg Speed |
1 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 00:59.4821 | 108.94 |
2 | Will Power Team Penske |
12 | 00:59.6058 | 108.714 |
3 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 00:59.7104 | 108.524 |
4 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 00:59.8102 | 108.343 |
5 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 00:59.8116 | 108.34 |
6 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:00.2041 | 107.634 |
7 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 00:59.7579 | 108.438 |
8 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 00:59.8241 | 108.318 |
9 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 00:59.8862 | 108.205 |
10 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 00:59.9584 | 108.075 |
11 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 00:59.9870 | 108.023 |
12 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 1:00.2616 | 107.531 |
13 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 00:59.9931 | 108.012 |
14 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 00:59.9521 | 108.086 |
15 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 1:00.0276 | 107.950 |
16 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 1:00.0021 | 107.996 |
17 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 1:00.1426 | 107.744 |
18 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 1:00.0850 | 107.847 |
19 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 1:00.2121 | 107.620 |
20 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 1:00.1921 | 107.655 |
21 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 1:00.3918 | 107.299 |
22 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 1:00.2930 | 107.475 |
23 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 1:00.5333 | 107.049 |
24 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 1:00.4601 | 107.178 |
25 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 1:00.9391 | 106.336 |
26 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 1:01.0273 | 106.182 |
佐藤琢磨、開幕戦の予選はライバルの進路妨害により22位に終わる
2022-02-26
2022年2月26日、フロリダ州セントピーターズバーグ発。
本日、行なわれたインディカー・シリーズ開幕戦の予選において、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRの佐藤琢磨は、アタックしている最中にライバルのひとりに行く手を阻まれ、ここで100分の数秒を失います。この影響により、琢磨は22番グリッドから決勝レースに臨むこととなりました。
予選最初のラップでトップグループのタイムを残した琢磨は、その後レッドタイヤを装着し、自身にとっての最速ラップをマークすべく走行していました。ところがライバルにより進路を妨害されてしまいます。走行後にピットレーンに入ったとき、琢磨のポジションは9番手でしたが、10分間のセッションの終了時点では11番手となっていました。
佐藤琢磨のコメント
「デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRとともに戦った今日の予選は厳しい結果に終わりました。これが残念なリザルトであることは明らかです。今朝のプラクティスでは、誰かに追突された影響で走行を終了しなければならず、このためレッドタイヤを履くことができず、苦しい展開となりました。したがって、予選でレッドタイヤを装着した際のバランスは必ずしも完璧ではありませんでした。しかも、アタック中にほかのドライバーによってブロックされたため、コンマ数秒をロスしました。この時点で、僕たちの予選はゲームオーバーとなります。ただし、僕たちには素晴らしいレースカーがあるので、ウォームアップで速さに磨きをかけ、最初のレースはいいペースで駆け抜けられることを期待しています。」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 01:01.0525 | 106.138 |
2 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 01:01.1567 | 105.957 |
3 | Will Power Team Penske |
12 | 01:01.2282 | 105.834 |
4 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 01:01.3249 | 105.667 |
5 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:01.3683 | 105.592 |
6 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 01:01.4570 | 105.44 |
7 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 01:01.4903 | 105.382 |
8 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 01:01.5354 | 105.305 |
9 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 01:01.5522 | 105.276 |
10 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 01:01.5889 | 105.214 |
11 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:01.6086 | 105.18 |
12 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:01.6177 | 105.165 |
13 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:01.6632 | 105.087 |
14 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 01:01.6903 | 105.041 |
15 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 01:01.6922 | 105.038 |
16 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:01.7267 | 104.979 |
17 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 01:01.7267 | 104.979 |
18 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:01.7617 | 104.919 |
19 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 01:01.7747 | 104.897 |
20 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 01:01.8297 | 104.804 |
21 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 01:02.0382 | 104.452 |
22 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 01:02.1578 | 104.251 |
23 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 01:02.2448 | 104.105 |
24 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 01:02.4246 | 103.805 |
25 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 01:02.5246 | 103.639 |
26 | Tatiana Calderon A.J. Foyt Enterprises |
11 | 01:03.7173 | 101.699 |