1.5マイル・オーバルのテキサス・モーター・スピードウェイを走る佐藤琢磨にとっては、すべてが順調に思えた。デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのダラーラ・ホンダを駆る琢磨は予選を3位で終えると、レース序盤もそのポジションを守り続けた。やがてピットストップで遅れをとったが、そこから挽回を図っている途中でウォールと接触する事態へと追い込まれる。アクシデント自体はそれほど甚大なものではなかったものの、サスペンションにダメージを与えるには十分だった。その修復を終えてからも琢磨は走り続けたが、やがてチームはリタイアを決断する。正式結果に記された成績は20位。しかし、それをはるかに上回る成績を収めたとしてもおかしくない展開だった。
「すごくいい順位でフィニッシュしていたかもしれません」と琢磨。「もちろん、いつだって似たようなことはいえますが、今回は本当に目覚ましいパフォーマンスでした。とても勇気づけられるとともに満足のいくパフォーマンスでしたが、結果は残念でした。複雑な心境です」
DCRとともにオーバル・レースを戦うのは、琢磨にとって今回が初めて。しかも、予選前にDCRのマシーンを操ったのは60分間のプラクティスが1度だけだった。「少し緊張していました。期待でワクワクしている部分もありましたが、わからないことがあまりに多すぎたのです。エンジニアリング面の準備はたっぷりと行なっていました。すべては数値に関することですが、セットアップのフィロソフィーは、これまでに僕が乗ったマシーンとは大きく異なっています。とてもダイナミックな状況とはいえ、理解も深めなければいけません。幸いにも、テキサスに先立ってチームメイトのデイヴィド・マルケスがテストを行なっていたので、オーバルにおけるデイル・コインの基本的なセットアップについては、ある程度まで理解することができました」
琢磨はプラクティスで12番手につけた。「悪くない走りでした。マシーンのこともわかってきました。誰もが予選シミュレーションを行なっていましたが、僕はポジティブなフィーリングを掴んでいました。60分間のセッションでできることは限られています。それでも、僕はとてもいい感触を掴んでいました。予選を想定した最初の走行は、マシーンのダウンフォースを削り取るという意味で勇気づけられるものでした。2回目の走行でもワクワクしていましたが、トラフィックにつかまったおかげで時間を使い果たしてしまい、しっかりとは走れませんでした」
もしも2回目の走行を予定どおりに終えてセッティングを微調整できていれば、ポールポジションを獲得できたはずと琢磨は捉えていた。事実、琢磨は予選で3番手という素晴らしい成績を残したのだが、ポールシッターのフェリックス・ローゼンクヴィストとはわずかに0.0034秒差で、2番グリッドを得たスコット・マクラフリンとは0.0004秒(!)という信じられないくらいの僅差だった。「『もしも……』とか『……だったら』みたいなことは、いくらでもいえます!」と琢磨。「まずはフェリックスにおめでとうと申し上げます。僕自身は、この結果に喜んでいますが、ポールがとれなかったことは少し残念です。No.51を担当するメカニックたち、そしてチームは素晴らしい働きをしてくれました」
予選後に、追加のセッションが短時間ながら行われたが、その目的は2番目のレーンにラバーを載せることにより、1列縦隊のレースになることで悪名高いここテキサスで少しでもオーバーテイクのチャンスを増やすことにあった。ただし、走行できるのは各チーム1台ずつで、琢磨はほかの6台とともにこのセッションに臨んだ。「昨年仕様のファイアストンを履いて、今年のダウンフォース・レベルで走行しました。今シーズンはバージボードの使用が認められたので、ダウンフォースは去年より300ポンド(約136kg)ほど増えています。おかげで、ひとつ半分のレーンを使って走れそうでした。2番目のレーンは走れないこともありませんが、かなりのリスクが伴います。それでも、1.5レーンを使って走れるのですから、状況はかなり改善されていましたし、僕たちが走った意味はあったといえます」
土曜日の最後に行なわれたのはウォームアップ・セッションで、ここで琢磨は6番手となった。「この結果は励みになりました。今回はレースと同じレベルのダウンフォースをつけて、トラフィックのなかを走りました。デイル・コインのマシーンでこれを試したのは、このときが初めてでしたが、とてもうまくいきました。テキサスで1スティントの周回数を決めるのは、燃費ではなくタイヤの摩耗です。したがって、タイヤの使い方がレースの行方を左右するといっても過言ではありません。僕は、連続走行としてはもっとも長い部類の周回をこなしました。おそらく、50ラップくらいだったと思います。右リア・タイヤはコードの近くまで磨り減りましたが、それでももう少しは走れたはず。ただし、まだ路面にラバーが載っていない最初のスティントはかなり大変なことになりそうです。もしも1スティントで62周走れれば3ストップ作戦が可能になりますが、この点で僕たちはもっとも強力な存在だったので、大いに期待がもてました。そして、とても嬉しく思っていました。インディカー・シリーズを戦うチームとしてはもっとも小さい規模ですが、このチームにいられることが本当に嬉しかったのです。誰もが僕の意見に耳を傾けてくれました。まるでイギリスF3を戦っていたときのように、自分がチームの中心にいることを強く実感させてくれたのです」
幸福な時間は最初のスティントまで続いた。琢磨はオープニングラップでウィル・パワーとエリオ・カストロネヴェスの先行を許したが、ブラジル人ドライバーは4周目に、オーストラリア人ドライバーは8周目に攻略。琢磨は3番手まで挽回すると、首位を走るマクラフリンとローゼンクヴィストを追った。トラブルで止まったアレクサンダー・ロッシのマシーンを排除したときを除けば、3人は最初のスティントを通じて後続を引き離していったのである。
「レースのスタートまでに十分な準備ができませんでした。スタートしたときは、あまりいい状態ではありません。スターティンググリッドで僕の周りにいたのは素晴らしいドライバーばかりだったので、レースがとても楽しみでした。グリッド上位のドライバーはみんな僕の仲間で、本当に嬉しくなる状況でした。僕のアウトサイドにいたウィルは、僕よりも少し勢いがありました。そこでウィルを先行させました。彼を邪魔する必要など、どこにもなかったのです。これで勢いを失った僕に、エリオが激しくチャージしてきました。ここでもリスクを負いたくはなかったのでエリオを先にいかせた結果、僕は5番手で落ち着くことになりました」
「僕はタイヤを労るとともに、燃費などに注意しながら走りました。ただし、トップのふたりはかなり速かったので、僕はもともとのポジションに早く戻りたいと考えていました。そして僕はチャレンジし、これはとてもうまくいきました。僕は3番手に返り咲くと、60ラップ以上走ることを目指してタイヤを労りました。スコットのペースはとても速く、僕たち3人は後続をグングン引き離していきます。2番手はフェリックスで、彼とは完璧な間隔をおいて僕は走っていました。ギャップは1秒ほどで、燃費はまったく問題がなく、タイヤを気遣いながら走りました。フェリックスの走りは盤石に見えましたが、やがてタイヤで苦しむようになり、ピットストップを行ないました。僕は引き続きいいラップタイムで周回を重ねていて、とても力強く62周目まで走れそうな展開でした」
続いてマクラフリンがピットに飛び込むと、琢磨は5ラップにわたってトップを走行した。その後、琢磨もピットストップを行なったのだが、そこで待ち受けていたのは悪夢のような事態だった。デイル・コインのピットエリアにはまだチームメイトのマルカスが留まっていたばかりか、彼はそこでエンジンをストールさせてしまったのだ。
「デイヴィッドは63ラップまで走る見通しでしたが、彼はその前にあわやという状況に陥り、このため緊急ピットストップを行なっていたのです。僕がピットロードを走っていると、彼のピットストップが長引いている様子が見えました。僕は悪い予感がしたので、いつもより早めにブレーキングを始めました。続いて彼は発進しようとしましたが、すぐにエンジンをストールさせてしまいます。それでも、僕が早めにブレーキングしていたおかげで、接触することなく止まれました。慎重にいくのが、いい判断だったことになります! 残念ながら、彼は僕の進路を完全に塞いでいたため、ここで10秒ほどを失うことになって、僕は隊列のいちばん最後のほうまで後退することになったのです」
やがてレースが落ち着きを取り戻すと、琢磨は18番手を走行していた。それでも、まだ残り周回数はたっぷりある。琢磨は、かつてのチームメイトであるグレアム・レイホールとバトルした末に17番手に浮上したが、その2周後には、インディカーのオーバルレースは今回が初出場のデヴリン・デフランチェスコと接触してしまう。「デフランチェスコはターン3で体勢を崩したので、僕は素早く彼に追いつきました。ターン1にいい勢いで進入していった僕は、彼とサイド・バイ・サイドになります。通常は、クリーンなエアを受けて先行するドライバーにラインをキープする権利があると思うところですが、彼はスロットルペダルを踏み込んでマシーンを加速させたのです。このとき、僕はすでに彼のおかげで2番目のレーンまで追いやられていたので、スロットルを半分戻し始めていましたが、彼が急激に僕のいるコースの上側に迫ってきたため、不運にも僕たちは接触することになりました。このときウォールに軽く触れた影響で、トラックロッドが曲がってしまったのです」
琢磨はピットに戻ってマシーンの修復を行なったが、この間に数ラップの遅れをとることになる。これで琢磨が好成績を収めるチャンスは消え去ったが、ほかのドライバーよりも多く周回すれば正式結果の順位は上がっていくので、このまま走行を続けるとの判断が下された。そして、最終的に琢磨はマシーンを停めたのである。「フィニッシュできなかったドライバーを上回る成績を残すことがターゲットでした。やがて僕たちは、安全を考慮してリタイアすることを決めます。デフランチェスコは、このレースで起きたほとんどのアクシデントに関係しているようでした。カイル・カークウッドをウォールと接触させ、エリオとグレアムのクラッシュにも深く関わっていました」
けれども、勇気づけられる要素は間違いなくあった。いま、琢磨の視線の先にあるのは、彼がインディカー初優勝を遂げたロングビーチの市街地コースである。「ロングビーチはとてもエキサイティングなイベントで、いつも楽しんでいます。そしてバーバー・モータースポーツ・パーク、インディGP、インディ500とレースは続いていきます」 つまり、今後開催される4レースのうち、琢磨は3つのコースで栄冠を勝ち取っていることになる。「これからかなり忙しくなります。テキサスではとても勇気づけられたので、残りのシーズンも楽しみにしています」
written by Marcus Simmons
POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 02:09:29.7270 | 248 | 3 | Running | 51 |
2 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 02:09:29.7939 | 248 | 186 | Running | 43 |
3 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 02:09:31.0807 | 248 | 10 | Running | 36 |
4 | Will Power Team Penske |
12 | 02:09:44.9500 | 248 | 20 | Running | 33 |
5 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 02:09:45.4006 | 248 | 0 | Running | 30 |
6 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 02:09:47.8209 | 248 | 0 | Running | 28 |
7 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 02:09:48.9207 | 248 | 0 | Running | 26 |
8 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 02:09:52.1919 | 248 | 0 | Running | 24 |
9 | Santino Ferrucci Dreyer & Reinbold Racing |
45 | 02:09:54.1419 | 248 | 0 | Running | 22 |
10 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 02:09:55.2110 | 248 | 5 | Running | 21 |
11 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 02:09:55.7773 | 248 | 3 | Running | 20 |
12 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 02:09:30.4328 | 247 | 0 | Running | 18 |
13 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
33 | 02:09:32.7058 | 247 | 4 | Running | 18 |
14 | JR Hildebrand A.J. Foyt Enterprises |
11 | 02:09:41.9490 | 247 | 1 | Running | 17 |
15 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 02:09:46.1574 | 247 | 0 | Running | 15 |
16 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 02:09:55.6158 | 247 | 5 | Running | 15 |
17 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 02:09:44.6593 | 246 | 0 | Running | 13 |
18 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 02:09:52.4641 | 245 | 0 | Running | 12 |
19 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 02:05:04.3069 | 233 | 0 | Contact | 11 |
20 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 01:30:09.4481 | 140 | 5 | Contact | 11 |
21 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 01:18:29.6822 | 138 | 0 | Mechanical | 10 |
22 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 01:09:17.1839 | 128 | 0 | Contact | 8 |
23 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 01:09:17.2700 | 128 | 1 | Contact | 8 |
24 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 01:09:17.4460 | 128 | 0 | Contact | 6 |
25 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 00:56:00.6107 | 113 | 5 | Contact | 6 |
26 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 00:47:06.8054 | 103 | 0 | Mechanical | 5 |
27 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 00:29:02.6671 | 11 | 0 | Mechanical | 5 |
佐藤琢磨、テキサス決勝は不運な接触でリタイア
2022-03-21
2022年3月20日、テキサス州フォートワース発。
本日、行われたインディカー・シリーズ第2戦テキサスの決勝レースにおいて、No.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨はほかのドライバーに押し出されてウォールと接触。デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRから挑んだ初のオーバルレースを不本意な形で終えることとなりました。
3番グリッドからスタートした琢磨は、第1スティントのほとんどをトップ3で周回し、トップを走行中の63周目に最初のピットストップを行いました。
琢磨にとって不運だったのが、彼がまさにピットボックスに入ろうとしたとき、ピットストップを終えて再スタートを切ろうとしたチームメイトがエンジンをストールさせたことにあります。このため、琢磨はポジションを大きく落とすことになります。
その後、琢磨は17番手でコースに復帰しましたが、やがてデブリン・デフランチェスコが勢い余って琢磨のフロントタイアにコンタクト。これでNo.51 Nurtec ODT ホンダはウォールと接触することになります。幸いにも接触時の衝撃が大きくなかったため、メカニックがサスペンションのダメージを修復すると、琢磨も一旦はコースに復帰しましたが、やはりダメージの影響が残っていたため、琢磨は20番手走行中の153ラップでリタイアすることを選択しました。
次戦のロングビーチは4月8〜10日に開催されます。
佐藤琢磨のコメント
「複雑な心境です。僕がフィニッシュできなかったのは残念ですが、チームメイトのデイヴィド・マルカスはエキサイティングにレースを戦いきったので、これはチームにとっていいことでした。今日の僕のレースカーはとても速かったと思います。スタート自体は、決して素晴らしいものではありませんでしたが、それでも5番手から3番手まで追い上げることができました。その後、僕は第1スティントで燃費を稼ぐことに成功します。しかも、僕たちのタイヤマネージメントは悪くなかったので首位に浮上できました。したがって完璧な第1スティントだったといえます。ただし、ピットレーンでチームメイトとの間にちょっとした問題が起こり、すぐには自分のピットボックスに入れずにポジションを大きく落としました。第2スティントではトップに返り咲こうとしてデフランチェスコとサイド・バイ・サイドで走行していたところ、彼が勢い余ってコースの上側にやってきたため、僕のマシーンと接触し、サスペンションにダメージを負いました。これは、とても残念なアクシデントでしたが、ここでも僕のメカニックたちは素晴らしい仕事をしてくれました。いまはロングビーチで開かれる次のレースを楽しみにしています。それまでにリフレッシュして、ベストを尽くすつもりです。」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Total Time | Avg Speed |
1 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 00:46.8906 | 221.11 |
2 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 00:46.8936 | 221.096 |
3 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 00:46.8940 | 221.094 |
4 | Will Power Team Penske |
12 | 00:46.9106 | 221.016 |
5 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 00:46.9116 | 221.011 |
6 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 00:46.9633 | 220.768 |
7 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 00:46.9654 | 220.758 |
8 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 00:46.9676 | 220.748 |
9 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 00:46.9986 | 220.602 |
10 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 00:47.0035 | 220.579 |
11 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 00:47.0052 | 220.571 |
12 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 00:47.0293 | 220.458 |
13 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 00:47.0392 | 220.412 |
14 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 00:47.0494 | 220.364 |
15 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 00:47.0550 | 220.338 |
16 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 00:47.1300 | 219.987 |
17 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 00:47.1513 | 219.888 |
18 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 00:47.1562 | 219.865 |
19 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 00:47.1564 | 219.864 |
20 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 00:47.2428 | 219.462 |
21 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
33 | 00:47.2966 | 219.212 |
22 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 00:47.3343 | 219.038 |
23 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 00:47.3396 | 219.013 |
24 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 00:47.3899 | 218.781 |
25 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 00:47.4103 | 218.687 |
26 | JR Hildebrand A.J. Foyt Enterprises |
11 | 00:47.4326 | 218.584 |
27 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 00:47.4703 | 218.41 |
佐藤琢磨、テキサスで3番グリッドを獲得
2022-03-20
2022年3月19日、テキサス州フォートワース発。
本日、行なわれたインディカー・シリーズ第2戦テキサスの予選において、No.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は3番手のタイムをマーク。デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRから挑む初のオーバルレースとなる日曜日の決勝“XPEL 375”に、3番グリッドから臨むことが決まりました。
27名のドライバーがエントリーしたこの日の予選で、琢磨は18番目のドライバーとしてアタックを行いました。ここで、2ラップの合計タイムとして46秒8940(平均速度221.094mph。約354km/h)をマークした琢磨は、この時点で2番手につけます。しかし、最後の最後に出走したドライバーがその記録を上回ったため、琢磨は3位で予選を終えることになりました。琢磨とポールシッターとのタイム差は、わずかに0.0034秒なので、明日の決勝レースでは緊迫した戦いが期待できそうです。
琢磨は、ここテキサス・モーター・スピードウェイで2019年にポールポジションを勝ち取ったほか、過去5年間のレースで3回トップ10フィニッシュを果たしています。
佐藤琢磨のコメント
「本当に素晴らしいチームワークでした。No.51のマシーンを担当するメカニックたちは、できることをすべてやってくれました。これには心から感謝しています。No.51 Nurtec ODT ホンダはとても快調です。僕はこのマシーンで全力を振り絞りました。マシーンはとても速く、ポールシッターとは0.0034秒しか差がありませんでした。このチームと戦う最初のオーバル戦で予選3位に入れたのは、言葉ではとても言い表せないくらい嬉しい結果です。レースでもいい戦いができる自信があるので、明日の決勝がとても楽しみです」
(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Simon Pagenaud Meyer Shank Racing |
60 | 00:23.2376 | 223.087 |
2 | Felix Rosenqvist Arrow McLarren SP |
7 | 00:23.2594 | 222.878 |
3 | Colton Herta Andretti Autosport W/Curb-Agajanian |
26 | 00:23.2690 | 222.786 |
4 | Callum Ilott Juncos Hollinger Racing |
77 | 00:23.3243 | 222.257 |
5 | Scott McLaughlin Team Penske |
3 | 00:23.3268 | 222.234 |
6 | Scott Dixon Chip Ganassi Racing |
9 | 00:23.3288 | 222.215 |
7 | Patricio O'Ward Arrow McLaren SP |
5 | 00:23.3299 | 222.204 |
8 | Marcus Ericsson Chip Ganassi Racing |
8 | 00:23.3551 | 221.964 |
9 | Romain Grosjean Andretti Autosport |
28 | 00:23.3673 | 221.848 |
10 | Alex Palou Chip Ganassi Racing |
10 | 00:23.3783 | 221.744 |
11 | Devlin Defrancesco Andretti Steinbrenner Autosport |
29 | 00:23.3791 | 221.737 |
12 | Takuma Sato Dale Coyne Racing with RWR |
51 | 00:23.3926 | 221.609 |
13 | Graham Rahal Rahal Letterman Lanigan Racing |
15 | 00:23.3991 | 221.547 |
14 | Josef Newgarden Team Penske |
2 | 00:23.4150 | 221.397 |
15 | Kyle Kirkwood A.J. Foyt Enterprises |
14 | 00:23.4195 | 221.354 |
16 | Helio Castroneves Meyer Shank Racing |
06 | 00:23.4332 | 221.225 |
17 | Christian Lundgaard Rahal Letterman Lanigan Racing |
30 | 00:23.4371 | 221.188 |
18 | David Malukas Dale Coyne Racing with HMD Motorsports |
18 | 00:23.4394 | 221.166 |
19 | Will Power Team Penske |
12 | 00:23.4459 | 221.105 |
20 | Alexander Rossi Andretti Autosport |
27 | 00:23.4763 | 220.818 |
21 | Ed Carpenter Ed Carpenter Racing |
33 | 00:23.5135 | 220.469 |
22 | Jimmie Johnson Chip Ganassi Racing |
48 | 00:23.5181 | 220.426 |
23 | Jack Harvey Rahal Letterman Lanigan Racing |
45 | 00:23.5286 | 220.328 |
24 | Rinus VeeKay Ed Carpenter Racing |
21 | 00:23.5297 | 220.317 |
25 | Conor Daly Ed Carpenter Racing |
20 | 00:23.5745 | 219.899 |
26 | Dalton Kellett A.J. Foyt Enterprises |
4 | 00:23.6060 | 219.605 |
27 | JR Hildebrand A.J. Foyt Enterprises |
11 | 00:23.6705 | 219.007 |