メリーランド市のバルティモア市街地コースで初開催されたレースは、あと3周走れば6位完走を果たせた佐藤琢磨にとって非常に残念な結果に終わった。
KVレーシング・テクノロジー-ロータスのダラーラ・ホンダを駆る琢磨は、26番グリッドからスタートしながらレース途中には2番手争いを演じた。しかも、その過程で多重クラッシュに巻き込まれたにもかかわらず、トップクラスのスピードを披露しながらこのポジションまで追い上げたのである。けれども、その後に琢磨を待ち構えていたのは悪夢のような災難だった。
実際のところ、この週末は苦難の連続だった。最初に起きたのは、コースを仕上げる作業のためプラクティスがディレイになったこと。もっとも、これは琢磨とKVレーシング・テクノロジー-ロータスだけでなく、他のドライバーやチームにとっても条件は同じだった。「コースは印象的なレイアウトでしたが、僕たちが到着した時点ではまだ一部が工事中で、このためスケジュールが延期となりました」と琢磨。「けれども、最初のプラクティスで僕たちはまずまずの手応えを掴みました」
「コースは、性格が対照的なふたつの部分によって構成されていました。コースの半分は舗装し直されたばかりのために比較的スムーズでグリップレベルが高く、ハイスピードコーナーが含まれる複合セクション。一方、残る部分はコンクリートで舗装されており、バンピーかつ滑りやすく、低速コーナーでした。つまり、ふたつの性格がおり混ざっていたわけですが、このためドライビングはチャレンジングでしたがとても楽しく感じられました。マシーンも好調で、2回目のプラクティスでは有用な情報が手に入ったものの、内容としてはいまひとつでした」
ふたつめのハードルは予選だった。琢磨はグループ内で3番目のタイムを記録。これは上位12名が出走できる予選の第2セッションに余裕で進出できる成績だったが、その後、フルコーションを引き起こしたため、ふたつのファステストラップが抹消されることになる。「今回、マシーンはレッドタイアを履いた状態で好調でした。最初の何周かは遅いクルマに引っかかりましたが、すぐに3番手のタイムをマークします。その次の周はさらに速いペースで周回していたところ、ダウンシフトで問題が起き、駆動力を失ってしまいました。このためヘアピンでハーフスピンに陥ってエンジンがストール。非常に残念な出来事でした」
琢磨はマシーンに乗ってピットまで戻ったものの、残された時間では1周のフライングラップしかできない。このとき、琢磨はまたしても第2セッションに進出するのに充分なタイムをマークしたが、ふたつのファステストラップが削除されるので、有効な予選結果を残すにはもう1度アタックする必要があり、結果的に時間切れとなってしまう。「実質的に僕の予選は終わっていましたが、できることはすべてやりきるつもりでいました。いずれにせよ、ペナルティの影響は非常に厳しかったと思います」
これで琢磨は予選28位となったが、ウォームアップでチームメイトのトニー・カナーンが関係する重大な事故が発生。この影響でカナーンとエリオ・カストロネヴェスはスペアカーでの出走を余儀なくされ、琢磨は26番グリッドからレースに挑むこととなった。「誰もケガをしないで済んだのは奇跡としかいいようがありません。ウォームアップで僕は3セットのタイアを皮むきしましたが、何度もフルコーションとなった為に計測周を行うことはできませんでした。不思議なセッションでしたが、僕自身はこのウォームアップでレースセットアップの感触を掴みたいと思っていました」
決勝が始まると、セットアップは良好であることが確認された。「スタートすると、このコースでのオーバーテイクがいかに難しいかが理解できました。けれども、僕はブラックタイアを履いて徐々に順位を上げていったので、この展開にはとても満足していました」
誰にとっても予想外だったのは、レース序盤に一度もフルコーションとならなかったことだろう。後方集団のドライバーのなかには、ペースの上がるレッドタイアを求めて早めのピット作業を行なう者もいたが、琢磨は22周目までコースに留まってからピットストップ、これが一巡したときには15番手となっていた。
やがてトーマス・シェクターがスピン、ついに最初のフルコーションが訪れた。続くリスタートでは、4番手争いを演じていたライアン・ブリスコーがライアン・ハンター-レイに絡み、スピンを喫する。これを引き金として半分近いドライバーが実質的な停止状態に追い込まれ、琢磨もフロントウィングにダメージを負ってしまう。このとき琢磨はオリオール・セルヴィアの2台後方を走っていたが、セルヴィアは結果的にこのレースで2位入賞を果たす。つまり、琢磨にも上位入賞の可能性は充分にあったのだが、レギュレーション解釈の相違により、琢磨はそのチャンスを手に入れることができなかった。
「ほとんどのクルマがほぼ停止していて、多重クラッシュが発生しました。一部のドライバーはそのままピットに入ってマシーンのリペアを行ないましたが、僕はコース上に留まりました。なぜなら、ピットレーンがクローズされていれば何も作業はできないと思ったからです。リスタート前にオフィシャルはマシーンの並び順を改め、僕は9番手となりましたが、フロントウィングはダメージを負ったまま。この状態で考えられる作戦はふたつしかありません」
「僕たちは給油する決断を下しましたが、ノーズも交換しなければならないので、ピット作業は他の誰よりも長引いてしまいました。このため、リードラップとしては最下位の18番手でリスタートを迎えました」
この後、琢磨は猛チャージを開始する。リスタート後にはマーティン・プロウマン、ヴィトール・メイラ、セバスチャン・サーヴェドラをパス。さらに、アクシデントに関わらなかったためにコース上がグリーンのままピットインしたドライバーを追い越すと、ブリスコーにはペナルティが科せられた。続いてダニカ・パトリックとアレックス・タリアーニをオーバーテイクして6位に浮上し、セルヴィアを先頭にしてカナーン、ダリオ・フランキッティ、スコット・ディクソンらが繰り広げる2番手争いに加わった。
「リスタート後は本当にハードにレースを戦い、何度も何度もアタックして多くのドライバーをオーバーテイクしました。いっぽうで燃料もセーブしなければいけなかったものの、戦略は成功していました。やがて集団に追いつきましたが、ここでターン12の内側のウォールと軽く接触し、ステアリング系のトラックロッドを痛めてしまいます。そしてこれが2周後には完全に壊れてしまいます。片輪だけの操舵になってしまった僕は最終的にはヘアピンで立ち往生することになりました」
結果的に18位となった琢磨は、この一戦を次のように振り返った。「ポジティブな部分もありましたが、とても残念な結果に終わったという意味では複雑な心境です。ただし、レース中のペースは速かったので、この勢いをもてぎにつなぎたいと思います」
2週間後に琢磨の母国・日本で開催されるインディ・ジャパンは、今年初めてロードコースが用いられることになる。琢磨は日本人だが、実はこのコースで実戦を経験したことがまだないという。「コースレイアウトはよく知っていますが、レースを戦ったことはありません。それでも僕のホームレースなので、とても興奮していますし、楽しみにもしています。日本の皆さんの前で力強いレースを披露したいと願っています」
written by Marcus Simons
POS. | DRIVER/TEAM | No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 1 | 75 | 70 | Running | 53 |
2 | Oriol Servia Newman/Haas Racing |
2 | 14 | 75 | 0 | Running | 40 |
3 | Tony Kanaan KV Racing Technology-Lotus |
82 | 27 | 75 | 0 | Running | 35 |
4 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 4 | 75 | 2 | Running | 32 |
5 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 9 | 75 | 0 | Running | 30 |
6 | Danica Patrick Andretti Autosport |
7 | 23 | 75 | 0 | Running | 28 |
7 | Alex Tagliani Sam Schmidt Motorsports |
77 | 19 | 75 | 0 | Running | 26 |
8 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 6 | 75 | 1 | Running | 24 |
9 | Vitor Meira A.J. Foyt Enterprises |
14 | 12 | 75 | 0 | Running | 22 |
10 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 2 | 75 | 0 | Running | 20 |
11 | Martin Plowman AFS/Sam Schmidt Motorsports |
17 | 18 | 75 | 0 | Running | 19 |
12 | Simon de Silvestro HVM Racing |
78 | 10 | 75 | 1 | Running | 18 |
13 | Sebastian Saavedra Conquest Racing |
34 | 24 | 75 | 0 | Running | 17 |
14 | Ryan Briscoe Team Penske |
6 | 3 | 75 | 1 | Running | 16 |
15 | E.J. Viso KV Racing Technology-Lotus |
59 | 8 | 75 | 0 | Running | 15 |
16 | Ana Beatriz Dreyer & Reinbold Racing |
24 | 20 | 75 | 0 | Running | 14 |
17 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 28 | 74 | 0 | Running | 13 |
18 | Takuma Sato KV Racing Technology-Lotus |
5 | 26 | 73 | 0 | Running | 12 |
19 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 17 | 73 | 0 | Contact | 12 |
20 | Ed Carpenter Sarah Fisher Racing |
67 | 25 | 73 | 0 | Running | 12 |
21 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 16 | 73 | 0 | Running | 12 |
22 | Tomas Scheckter SH Racing/Dreyer & Reinbold Racing |
07 | 22 | 71 | 0 | Running | 12 |
23 | Mike Conway Andretti Autosport |
27 | 7 | 64 | 0 | Mechanical | 12 |
24 | James Hinchcliffe Newman/Haas Racing |
06 | 15 | 54 | 0 | Handling | 12 |
25 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 21 | 40 | 0 | Mechanical | 10 |
26 | Giorgio Pantano Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 13 | 39 | 0 | Contact | 10 |
27 | James Jakes Dale Coyne Racing |
18 | 11 | 37 | 0 | Contact | 10 |
28 | Sebastien Bourdais Dale Coyne Racing |
19 | 5 | 9 | 0 | Electrical | 10 |
佐藤琢磨、ボルチモアは18位に終わる
2011-09-04
2011年9月4日、メリーランド州ボルチモア。全長2.04マイル(約3.3km)で13のコーナーを持つバルティモアの市街地コースで初開催されたバルティモア・グランプリにおいて、KVレーシング・テクノロジー-ロータスの佐藤琢磨は18位となった。チームメイトのトニー・カナーンは3位、EJ.ヴィソは15位だった。
No.5のKVレーシング・テクノロジー−ロータスを駆る琢磨は、予選の第1セッションでフルコーションを招いたことからペナルティを科せられ、最後尾にあたる28番グリッドからスタートすることが決まる。しかし、決勝日に行なわれたウォームアップでカナーンとエリオ・カストロネヴェスがクラッシュ、バックアップカーで決勝に出走することになったため、今度はこのふたりが最後尾グリッドに並ぶことになり、琢磨は労せずして26番グリッドを手に入れることとなった。
決勝のスタートが切られると、何人かのドライバーが変則的なピットストップ作戦を選んで早めに給油を行なったこともあり、勢いに乗る琢磨は最初のスティントが終わったとき14番手まで順位を上げていた。琢磨が最初にピットストップを行なったのは21周目で、これもやや早めながら、依然として2ストップ作戦を成立できるレース運びだった。残念ながら、最初のフルコーションに続くリスタートで琢磨は多重クラッシュに巻き込まれ、フロントウィングにダメージを負ってしまう。イエローが提示されている間、チームは変則的な戦略への変更を決断、4ラップの間に2回ピットストップを行なうこととした。この作戦は成功し、琢磨は次々とライバルたちをパス、いっぽうでトップグループが選んだ2ストップ作戦は失敗だったことが明らかになる。この時点で琢磨は6番手まで順位を上げていたが、残念ながらレースが残り2周となったところでウォールと軽く接触、この影響でマシーンにダメージを負い、18位でレースを終えた。
次戦のインディ・ジャパン300は9月16〜18日にツインリンクもてぎのロードコースで開催される。
佐藤琢磨のコメント
「タフなレースでした。最初のスティントでは順位を上げられました。2スティント目の途中ではヘアピンで複数台が関係するアクシデントが発生し、これを避けきれずにフロントウィングにダメージを負ってしまいました。僕はコース上に留まり、混乱が収まったときには9番手となります。僕たちはレースを走りきるのに必要な燃料を給油すると同時にフロントウィングの補修を行ないましたが、この結果、僕は集団の後方に転落しました。ここからは本当に激しく戦い、ヘアピンではエキサイティングなオーバーテイクを何度も演じました。戦略もうまくいったと思います。レース終盤に6位を走っていたとき、残念なことにウォールに触れてしまい、ステアリングがダメージを受けました。このためヘアピンは曲がれない状態となってしまいました。本当に残念でした」
(KVレーシング・テクノロジーのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 01:20.2447 | 91.520 |
2 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 01:20.3238 | 91.430 |
3 | Ryan Briscoe Team Penske |
6 | 01:20.7023 | 91.001 |
4 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 01:20.7118 | 90.990 |
5 | Sebastien Bourdais Dale Coyne Racing |
19 | 01:20.9725 | 90.697 |
6 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:21.0095 | 90.656 |
7 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 01:20.8503 | 90.835 |
8 | Mike Conway Andretti Autosport |
27 | 01:20.9078 | 90.770 |
9 | E.J. Viso KV Racing Technology-Lotus |
59 | 01:20.9416 | 90.732 |
10 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 01:21.0617 | 90.598 |
11 | Tony Kanaan KV Racing Technology-Lotus |
82 | 01:21.3764 | 90.247 |
12 | Simon Pagenaud HVM Racing |
78 | 01:21.7382 | 89.848 |
13 | James Jakes Dale Coyne Racing |
18 | 01:21.6046 | 89.995 |
14 | Vitor Meira A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:21.9707 | 89.593 |
15 | Giorgio Pantano Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 01:21.6857 | 89.906 |
16 | Oriol Servia Newman/Haas Racing |
2 | 01:21.9856 | 89.577 |
17 | James Hinchcliffe Newman/Haas Racing |
06 | 01:21.7882 | 89.793 |
18 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 01:22.3963 | 89.130 |
19 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 01:22.0232 | 89.536 |
20 | Martin Plowman AFS/Sam Schmidt Motorsports |
17 | 01:22.5638 | 88.949 |
21 | Alex Tagliani Sam Schmidt Motorsports |
77 | 01:22.1596 | 89.387 |
22 | Ana Beatriz Dreyer & Reinbold Racing |
24 | 01:22.9070 | 88.581 |
23 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 01:22.8926 | 88.597 |
24 | Tomas Scheckter SH Racing/Dreyer & Reinbold Racing |
07 | 01:22.9769 | 88.507 |
25 | Danica Patrick Andretti Autosport |
7 | 01:23.0159 | 88.465 |
26 | Sebastian Saavedra Conquest Racing |
34 | 01:23.4736 | 87.980 |
27 | Ed Carpenter Sarah Fisher Racing |
67 | 01:24.5361 | 86.874 |
28 | Takuma Sato KV Racing Technology-Lotus |
5 | 01:25.3139 | 86.082 |
佐藤琢磨、バルティモアの予選は28位
2011-09-03
2011年9月3日、メリーランド州ボルチモア。本日、日曜日に決勝が行われるボルチモア・グランプリの予選が実施され、KVレーシング・テクノロジー−ロータスの佐藤琢磨は28番グリッドを得た。チームメイトのEJ.ヴィソは9位、トニー・カナーンは11位だった。
予選の最初のセッションが残り数分となったとき、No.5のKVレーシング・テクノロジー−ロータスを駆る琢磨は3番手に相当するラップタイムを記録したものの、スピンを喫し、エンジンがストールしたためにコース上はフルコーションとされた。インディカー・シリーズのルールに従い、琢磨はふたつのファステストラップが削除され、14台が出走したグループ内の13位となった。ただし、フルコーションが終わってもまだ1周の計測ラップを行なう時間が残されていたので、琢磨はアタックを再開し、今度はグループで4番手に位置するタイムを記録したが、これもペナルティとして削除されたため、明日の決勝には最後尾からスタートすることが決まった。
佐藤琢磨のコメント
「予選ではポジティブな感触を掴んでいて、トラフィックのなかを何周か走った後に最初の予選セッションを通過するのに必要なタイムを記録できました。残念ながら、それよりも速いラップを走行中、ダウンシフトでトラブルが起こって駆動力が失われ、エンジンがストールしたためにフルコーションとなりました。これでふたつのファステストラップが削除とされました。フルコーションの後、もう1度計測ラップを行ない、予選の第2セッションに進出できるタイムを記録したものの、これも削除とされました。決勝のスターティンググリッドについてはとても落胆していますが、とにかく全力を尽くします」
(KVレーシング・テクノロジーのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | No | Time | Speed |
1 | Will Power Team Penske |
12 | 01:22.1379 | 89.411 |
2 | Dario Franchitti Target Chip Ganassi Racing |
10 | 01:22.2162 | 89.325 |
3 | Helio Castroneves Team Penske |
3 | 01:22.2846 | 89.251 |
4 | Ryan Hunter-Reay Andretti Autosport |
28 | 01:22.6025 | 88.908 |
5 | Mike Conway Andretti Autosport |
27 | 01:22.7258 | 88.775 |
6 | Graham Rahal Service Central Chip Ganassi Racing |
38 | 01:22.7386 | 88.761 |
7 | Takuma Sato KV Racing Technology-Lotus |
5 | 01:22.9705 | 88.513 |
8 | James Hinchcliffe Newman/Haas Racing |
06 | 01:23.0082 | 88.473 |
9 | Tony Kanaan KV Racing Technology-Lotus |
82 | 01:23.1990 | 88.270 |
10 | Sebastien Bourdais Dale Coyne Racing |
19 | 01:23.3026 | 88.161 |
11 | Simona De Silvestro HVM Racing |
78 | 01:23.3731 | 88.086 |
12 | Alex Tagliani Sam Schmidt Motorsports |
77 | 01:23.4075 | 88.050 |
13 | Charlie Kimball Novo Nordisk Chip Ganassi Racing |
83 | 01:23.6960 | 87.746 |
14 | Giorgio Pantano Dreyer & Reinbold Racing |
22 | 01:23.7320 | 87.708 |
15 | Tomas Scheckter SH Racing/Dreyer & Reinbold Racing |
07 | 01:23.7668 | 87.672 |
16 | Marco Andretti Andretti Autosport |
26 | 01:23.7814 | 87.657 |
17 | Sebastian Saavedra Conquest Racing |
34 | 01:23.8119 | 87.625 |
18 | Ryan Briscoe Team Penske |
6 | 01:24.2026 | 87.218 |
19 | Oriol Servia Newman/Haas Racing |
2 | 01:24.2092 | 87.211 |
20 | JR Hildebrand Panther Racing |
4 | 01:24.2464 | 87.173 |
21 | Vitor Meira A.J. Foyt Enterprises |
14 | 01:24.2682 | 87.150 |
22 | James Jakes Dale Coyne Racing |
18 | 01:24.4076 | 87.006 |
23 | E.J. Viso KV Racing Technology-Lotus |
59 | 01:24.4138 | 87.000 |
24 | Danica Patrick Andretti Autosport |
7 | 01:24.5001 | 86.911 |
25 | Martin Plowman AFS/Sam Schmidt Motorsports |
17 | 01:25.0507 | 86.348 |
26 | Scott Dixon Target Chip Ganassi Racing |
9 | 01:25.0700 | 86.329 |
27 | Ana Beatriz Dreyer & Reinbold Racing |
24 | 01:25.8943 | 85.500 |
28 | Ed Carpenter Sarah Fisher Racing |
67 | 01:26.0255 | 85.370 |
佐藤琢磨、バルティモアの初日は7番手
2011-09-02
2011年9月2日、メリーランド州ボルチモア。初開催となるボルチモア・グランプリの初日となった本日、コースコンディションを確認するためにいくぶんスケジュールは遅れたものの、KVレーシング・テクノロジー−ロータスは75分間のプラクティスにおいてふたりのドライバーをトップ10に送り込んだ。
No.5のKVレーシング・テクノロジー−ロータスを駆る佐藤琢磨は、全長2.04マイル(約3.3km)で13のコーナーを持つこのコースで82.9705秒(88.513mph。約141.6km/h)を記録し、チーム最上位の7番手につけた。トニー・カナーンは9番手、EV.ヴィソは23番手だった。
現在、250点を獲得してチャンピオン争いの11番手につけている琢磨は、今季これまでにトップ10フィニッシュを6回果たしたほか、3回のトップ5フィニッシュ(ミドオハイオで4位、セントピーターズバーグとテキサスでは5位)を記録している。
佐藤琢磨のコメント
「まず、このコースはとても印象深く、ファンは熱狂的ですね。本当に素晴らしいと思います。今日はいいプラクティスセッションとなりました。コースの性格は独特ですね。スムーズな高速セクションとバンピーなコンクリート・セクションの組み合わせとなっています。とても興味深く、また面白いコースです。最初のセッションはトラブルフリーで消化することが大切でしたが、僕たちはこれを成し遂げ、貴重なデータを収集することができました」
(KVレーシング・テクノロジーのプレスリリースより)