2015-03-19 17:33:33
2015年3月17日、アラバマ州バーミンガム発。今季初となる3日間のテストで新しいエアロ・キットを試したABCサプライ・チームは、セッティングの方向性に大きな手応えを掴んでバーバー・モータースポーツ・パークを後にしました。
アラバマ州バーミンガムにほど近く、全長2.38マイル(約3.8km)で17のコーナーを持つサーキットでのテストには21名のドライバーが参加し、昨年のレースでウィル・パワーがマークしたポールタイムをフルに1秒凌ぐラップタイムが記録されました。
ホンダ・ドライバーのなかで佐藤琢磨は2番手(セッション最後の20分間で上位に飛び込んできたグラハム・レイホールの総合5番手がホンダ勢のトップ)で、ジャック・ホークスワースはホンダ勢の6番手でした。
No.14 ABCサプライ・ホンダを駆る琢磨は2日間で107ラップを走行して122.378mph(約195.8km/h)を記録し、本日走行したドライバーとしては総合7番手につけました。2日間の総合では10番手となります。
チームはテキサスに数日間滞在した後、フロリダ州セブリングで3月23〜24日に行なわれるテストに参加。そのままフロリダに留まって3月27〜28日にセントピーターズバーグで行なわれる開幕戦に挑みます。
佐藤琢磨のコメント
「今日は実り多い1日でした。この2日間で僕たちは膨大な量のデータを収集しましたが、とりわけ今日の午後はすべてがひとつにまとまり、全体像をより深く理解することができました。このエアロ・コンフィギュレーションは非常にトリッキーでセンシティブです。エンジニアリング・チームは、昨年の2倍に相当するデータを収集するため、本当によく頑張ってくれました。チームの2台体制は、物事を前進させるうえで大いに役立ってくれることでしょう。最初のオープンテストでトップ10に入れたことは、僕たちみんなにとって励みになったと思います。すべてのデータをじっくり解析することで、開幕戦には強力なパッケージを持ち込みたいと考えています」
ラリー・フォイト(チーム代表)のコメント
「ここで学んだ内容について、私はとても満足しています。この新しいエアロ・キットに関しては学ばなければならない情報がたくさんあったので、エンジニアとドライバーはいい仕事をしてくれたと思います。これは大きな変化をもたらします。過去2日間は、このエアロ・キットを装着したマシーンをじっくり走らせました。先週の土曜日にはニューオリンズで1日だけテストを行ないましたが、これはあくまでもシステムチェックとシェイクダウンが目的でした。バーバーではたくさん走行し、莫大な量のデータを手に入れ、素晴らしい方向性を見つけ出したと考えています。テストは常にポジティブな方向で進行しました。まだ多少の向上代は残っていますが、このテストはとても価値あるものでした」
(AJ.フォイト・レーシングのプレスリリースより)