2022-04-22 10:00:00
第106回インディ500への事前テストがインディアナポリスモータースピードウェイで行われ、2日間のプログラムが無事に終了。2日目は佐藤琢磨はセッション残り1時間ほどの所までは、33周目の225.836mphが自己ベスト。単独走行でのノート―スピード(NTS)の計測は無し。一度ガレージへ戻って再セットアップしてテスト走行を再開。
ニュータイヤを履いての集団走行で229.427mphを記録してこの日の2番手となった。今回のレースカーは開幕3レースで使用したロードコースレースなどでも使用する汎用車のコンバート車両。インディ500用の本番で使用するレースカーは車体のロゴマークにステッカーやカッティングシートを使用することで生じる段差などを嫌って全て塗装にし、冷却系のエアフローも徹底的に見直す超ロードラッグ仕様となる。デイルコインレーシングではインディ500用の超ロードラッグ車を現在は作成中で今回はコンバート車両を使用したとの事。
【佐藤琢磨選手のコメント】
229マイルは速いですね。当然これは集団で引っ張ってもらってのスピードですが、2番手と言うのははっきり言って気分がいいですよね。この結果はスピード的にはほとんどパーフェクトに近いです。その速度が出るまでは予定のプログラムを淡々とをやっていて、気づいたら中団順位からどんどん下がっていってしまったんですけど、そこはまったく気にしていませんでした。最後ニュータイヤを履いて良いラップが出せればればいいなとは思っていました。今回の速度は集団走行でのトーイングを最大に受けた結果ですが、レースカー自体のバランスが決まってないと集団のペースでは走れないので、それができたというのは非常に良かったです。