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イギリスF3選手権 第2ラウンド
第2レース決勝第1レース決勝第2レース予選第1レース予選テスト


第2レース決勝
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 20:35.129
2 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:35.667
3 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 20:49.342
4 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:50.556
5 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 20:52.502
6 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 20:52.535
7 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 20:57.692
8 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 21:02.159
9 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 21:02.651
10 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 21:04.748
11 15 Milos Pavlovic YUG Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 21:12.162
12 07 Alex Gurney ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 21:12.960
13 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 21:13.073
14 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 21:20.040
15 52 Robbie Kerr GBR Fred Goddard Racing Dallara F398 Renault Sodemo 21:21.397
IMAGE午前中は天気の良かったスネッタートンですが、午後を回ると次第に天候が崩れてきて第2レース直前にはついに本降りの雨となってしまいました。
フロントロウを独占しているのは、雨の予選で調子が良かったアランドッキングの2台。
ウェット路面は僕も好きですが、今日ばかりはいろいろと悩まされてしまいました。

スターティンググリッドは3番手なので、PPと同じレーシングライン上からのスタート。
ところが見事なまでに奇数列側には大きな水溜りが…
そんな状況下なので、PPのエドワーズはトラクションが掛けられずに出遅れます。
代わりに2番手のアンディ・プリオが雨量の少ない路面を活かして高ダッシュ。
僕も精一杯のスタートを切りましたが、やはり水溜りの上ではどうにも出来ません。
何とかエドワーズは抜き去り2番手には浮上しましたが、トップまでは無理でした。
ここからはプリオとの一騎打ちが始まります。

スネッタートンはウェット路面でも極端に抜きにくいサーキット。
特に今日はスタート後に雨が止んでしまったのでレコードライン上のコンディションばかりが向上し余計にオーバーテイクが難しくなってしまいました。

毎周、ファステストラップを更新しながらプッシュし続けましたがレース中盤からまたしてもギアボックストラブルの兆候が見え始めたので必要以上のリスクを犯してまでトップを奪う必要はありませんでした。
何としてもクルマをゴールまで導いて上位フィニッシュしたかったのです。

モーターレーシングが道具を使うスポーツである以上、メカニカルトラブルは避けられません。
重要なことは、問題をひとつずつ解決して行き今後に繋げることです。
悔しい思いはぐっとこらえて、次のレースを精一杯頑張ります。

佐藤琢磨


第1レース決勝
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 20:01.785
2 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:02.052
3 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 20:03.497
4 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 20:04.830
5 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 20:05.495
6 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 20:06.873
7 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 20:10.005
8 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:11.311
9 15 Milos Pavlovic YUG Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 20:13.430
10 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:13.981
11 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 20:14.629
12 02 Jeffrey Jones USA Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 20:14.965
13 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 20:15.639
14 27 Jamie Spence GBR Duma Racing Ltd Dallara F301 Mugen-Honda 20:19.600
15 07 Alex Gurney ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 20:24.023
Retirement 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda -
IMAGE天気予報は曇のち雨でしたが、今日は絶好のレース日和となりました。

4番手グリッドはオフライン上ですが、今回はリミッター問題も解決したのでいつも通りのスタートが切れました。
まずは3番手のキエーサを抜き、2番手を行くヘイズに並びかけます。
そして1コーナー進入で彼をオーバーテイクし、2番手へ浮上。トップを走るマット・デイビスを追いかけます。

2周を掛けて追いつき、抜けどころを探りますが、ここはオーバーテイクがとにかく難しいサーキット。
しかし、幸運にもアクシデントによりセーフティーカーが入りました。

再スタート寸前のシケインでは、デイビスのリアウィング下に自分のノーズ先を潜り込ませるほど接近。
そこから2台とも一気に加速して、スタートラインを踏んだ瞬間に、アウト側へクルマを振り、サイドバイサイドでメインストレートを通過。
1コーナーで大外からかわし、トップへ踊り出ました。

そのあとは独走態勢を築き、残りのレースをコントロールするつもりでしたが、悪夢のようなトラブルが起きてしまいました。
昨年スパのフォーメイション・ラップで起きたものと全く同じ症状。
5速、4速、3速とリズミカルにシフトダウンした後、シフトレバーが固着してしまったのです。
完全に3速ギアにスタックしてしてしまい、レースを終える以外に僕に残された道はありませんでした。

2時間後には第4戦がスタートするので、今は次のレースに集中したいと思います。

佐藤琢磨


第2レース予選
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:12.415
2 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:12.487
3 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:12.684
4 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:12.690
5 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:12.861
6 15 Milos Pavlovic YUG Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:12.870
7 07 Alex Gurney ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:12.956
8 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:12.991
9 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:13.012
10 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:13.041
11 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:13.071
12 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:13.180
13 52 Robbie Kerr GBR Fred Goddard Racing Dallara F398 Renault Sodemo 1:13.393
14 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:13.424
15 12 Atsushi Katsumata JPN Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:13.522
またもや大混乱の予選となってしまいました。
予選開始1分前までは完全にドライ。
そして2周を待たずにスリックタイヤでの走行は不可能となり、全員ピットイン。
早くも赤旗が提示されました。

そしてここからは赤旗、赤旗、赤旗の連続!(30分で5回)
霧のように降り出した雨で、路面は信じられないほどスリッピーでした。

うまくタイミングを合わせてタイムアタックしても、必ずバックオフしているクルマにブロックされてしまいます。
最後の赤旗が解除されてから2周しか計測できなかったのですが、ほとんどのドライバーが最終ラップにタイムアップ。
僕もいい感じでタイムアップできそうでしたが、最後のシケインでジャガーの1台がスロー走行。
タイムアップはなりませんでした。

結果的には悔しい悔しい予選3番手となってしまいました。
各選手のグリットポジションは1回目と2回目で大きく違うし、誰にとってもコントロールすることは不可能な予選でした。

スネッタートンは抜きどころが極端に少ないサーキット。
PPを獲れなかったことは本当に残念だけど、絶対諦めずにチャレンジし続けたいと思います。

佐藤琢磨


第1レース予選
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:02.247
2 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.281
3 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:02.293
4 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.340
5 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:02.384
6 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.536
7 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:02.667
8 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.696
9 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.734
10 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.750
11 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.841
12 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.953
13 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.968
14 15 Milos Pavlovic YUG Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:03.047
15 02 Jeffrey Jones USA Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:03.122
予選開始5分前から霧雨が降り出し、パドックではマシンのセットアップ変更で慌しくなりました。
路面はドライコンディションだったので、予選開始後は戦場のように大荒れとなりました。

7分後には3台のマシンがクラッシュし、赤旗中断。
この時点では1分5秒8でトップタイムでした。
予選再開後にも小雨が降ったり止んだりで、順位は目まぐるしく変わります。

2回目の赤旗が出る直前に雨は止みだし、全員が一気にタイムアップします。
この時点で再度トップタイムを叩き出し、ピットへと戻りました。

雨は完全に上がったので、マシンのセットアップをドライ方向へ戻します。
予選時間は残り7分。

毎周順位が入れ替わる激戦で、3番手までドロップ。
そして満身のアタックでポールを狙いますが、ギアボックスのトラブルで万事休すとなりました。
壊れる直前まで、データ上は明らかにコンマ1秒速かったので、確実にポールポジションは獲れたと思います。

わずか63秒のサーキットに36台が溢れ返り、クリアーラップを取るのは本当に至難の業。
それでも今日はうまくタイミングを合わせ、最後のアタックに挑んでいたのですが、メカニカルトラブルでは成す術がありませんでした。
本当に本当に悔しいけれど、午後の予選に全力を尽くします。

佐藤琢磨


テスト
POS NO DRIVER NAT TEAM CAR TIME
1 06 Takuma Sato JPN Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.108
2 01 Derek Hayes GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.296
3 04 James Courtney AUS Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.386
4 08 Gianmaria Bruni ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:02.446
5 03 Andre Lotterer GER Jaguar Racing F3 Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.486
6 02 Jeffrey Jones USA Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.565
7 14 Matt Davies GBR Team Avanti Dallara F301 Opel Spiess 1:02.613
8 18 Andy Priaulx GBR Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.619
9 09 Nicolas Kiesa DEN RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:02.659
10 17 Paul Edwards USA Alan Docking Racing Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.662
11 05 Anthony Davidson GBR Carlin Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.770
12 10 Ryan Dalziel GBR RC Motorsport Dallara F301 Opel Spiess 1:02.807
13 07 Alex Gurney ITA Fortec Renault Dallara F301 Renault Sodemo 1:02.838
14 21 Mark Taylor GBR Manor Motorsport Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.842
15 11 Bruce Jouanny FRA Promatecme UK Dallara F301 Mugen-Honda 1:02.956
今日は天候に恵まれ、一日中ドライセッションで走ることができました。
昨年のスネッタートンではテスト不足から苦戦を強いられましたが、今年はオフの間からオフィシャルテストへも積極的に参加し、セットアップもいい方向が見つかっています。

開幕戦のシルバーストーンでは思わぬ展開となり、さすがにショックも大きかったのですが、先週のテストで原因究明できました。

今日は新しいブレーキシステムの開発や、いろいろなセットアップも試せたので、充実したテストとなりました。

もちろん、テストとレースは全然違います。
土曜日までにコンディションは変わるだろうし、予選もいつも通りの激戦になると思いますが、気を引き締めて頑張ります!

佐藤琢磨