LOGO
RACE REPORT
 
NAVIGATION NAVIGATION NAVIGATION NAVIGATION NAVIGATION
NAVIGATION
イギリスF3選手権 第4,5戦
第5戦決勝第4戦決勝第5戦予選第4戦予選


イギリスF3選手権 第5戦決勝
POS NO DRIVER NAT CAR TIME
1 04 Tomas SCHECKTER RSA Dallara F300 Mugen-Honda 30m06.205
2 01 Antonio PIZZONIA BRA Dallara F300 Mugen-Honda 30m06.396
3 06 Andy PRIALX GBR Dallara F300 Renauit 30m21.846
4 05 Matthew DAVIES GBR Dallara F300 Renault 30m26.338
5 07 Michael BENTWOOD GBR Dallara F300 Mugen-Honda 30m32.828
6 17 Martin O'CONNELL IRL Dallara F300 Mugen-Honda 30m33.370
7 12 Nicolas KIESA DEN Dallara F300 Spess-Opel 30m33.724
8 03 Narain KARTHIKEYAN IND Dallara F300 Mugen-Honda 30m34.010
9 09 Takuma SATO JPN Dallara F300 Mugen-Honda 30m36.230
10 61 Gary PAFFETT GBR Dallara F398 Renauit 30m46.711
ドニントンのヒーロー: 佐藤 琢磨

IMAGEイギリスF3選手権第4戦・第5戦のドニントンパーク予選で、ダブル・ポールポジションをマークした佐藤琢磨。彼は、今季2度の予選トップを叩き出した「最速ドライバー」としてその名を轟かしている。また、日本人初のポール・ポジション獲得ドライバーとしてイギリスF3史にはやくもその名を残した。

本来ポール・ポジションでのスタートが、彼の所属カーリン・モータスポーツ・チームのダラーラF300のエアーリストリクター径の製造工程ミスにより無効とされ、最後尾からのスタートを強いられる。それは わずか0.01ミリのミスであり、エンジン配給元は今回の非を公式声明している。

しかし、この 23才のヒーロー・ドライバーの最後尾25番グリッドからの9位巻返しのレース展開は実にスリリングなものだった。
琢磨のセカンド・レース決勝は小雨の中、25番グリッド+10秒ペナルティでスタート。信じられないことに、彼は1周目から6台抜きの追撃を開始。3周目ですでに14位をマーク。9位でフィニッシュとなるが、先行する集団(5位集団)にその差4秒以下という猛烈な追い上げを見せた。

レース終了後、琢磨はこう語ってくれた。
「10秒ペナルティは痛かった。1周0.5秒縮めるとしても20周分になる。とても残念だよ。でも感触は良かった。今週末のレースはシルバーストーン戦へ必ずつながるよ。」
(マーコス・シモン)

戻る


イギリスF3選手権 第4戦決勝
POS NO DRIVER NAT CAR TIME
1 10 Ben COLLINS GBR Dallara F300 Mugen-Honda 30m54.264
2 03 Narain KARTHIKEYAN IND Dallara F300 Mugen-Honda 30m55.011
3 07 Michael BENTWOOD GBR Dallara F300 Mugen-Honda 30m57.047
4 61 Gary PAFFETT GBR Dallara F398 Renauit 31m04.440
5 12 Nicolas KIESA DEN Dallara F300 Spess-Opel 31m05.177
6 17 Martin O'CONNELL IRL Dallara F300 Mugen-Honda 31m06.642
7 08 Gianmaria BRUNI ITA Dallara F300 Mugen-Honda 31m11.505
8 22 Andrew KIRKALDY GBR Dallara F300 Spess-Opel 31m13.825
9 06 Andy PRIALX GBR Dallara F300 Renauit 31m18.524
10 15 Westley BARBER GBR Dallara F300 Mugen-Honda 31m23.307
IMAGE第4戦ドニントンパークで、琢磨は不屈にもトップをいくアントニオ・ピッツオニアを第一コーナーに 追いつめた。しかし先頭争いでそのピッツオニアと接触。左フロントウイングに損傷を受けた。
そのダメージでウイングを引きずりながらも、体勢を立て直し見事な立ち戻りをみせた。

そのまま、チーム・メイトのベン・コリンズをリードすること9周。10周目についに走行不能となりピット・イン。無念のリタイアである。

琢磨は次のようにインタビューに答えてくれた。
「ファースト・コーナーでピッツオニアを捕らえたものの、ブロックされてしまった。フロント・ウイングを失ってからは状況が厳しくなり、アンダーステアが コーナー毎に悪くなってきた。ベンが通過したとき、なんとか食らいつきたかったけど走行は無理だった。」
(マーコス・シモン)

戻る


イギリスF3選手権 第5戦予選
POS NO DRIVER NAT CAR TIME
1 09 Takuma SATO JPN Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.383
2 04 Tomas SCHECKTER RSA Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.516
3 01 Antonio PIZZONIA BRA Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.592
4 07 Michael BENTWOOD GBR Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.770
5 03 Narain KARTHIKEYAN IND Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.824
6 05 Matthew DAVIES GBR Dallara F300 Renault 1:04.831
7 06 Andy PRIALX GBR Dallara F300 Renauit 1:05.049
8 10 Ben COLLINS GBR Dallara F300 Mugen-Honda 1:05.184
9 08 Gianmaria BRUNI ITA Dallara F300 Mugen-Honda 1:05.276
10 02 Juan Manuel LOPEZ ARG Dallara F300 Mugen-Honda 1:05.419


イギリスF3選手権 第4戦予選
POS NO DRIVER NAT CAR TIME
1 09 Takuma SATO JPN Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.116
2 01 Antonio PIZZONIA BRA Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.172
3 04 Tomas SCHECKTER RSA Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.285
4 06 Andy PRIALX GBR Dallara F300 Renauit 1:04.520
5 10 Ben COLLINS GBR Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.623
6 07 Michael BENTWOOD GBR Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.710
7 05 Matthew DAVIES GBR Dallara F300 Renault 1:04.719
8 11 Milos PAVLOVIC YUG Dallara F300 Spiess-Opel 1:04.758
9 03 Narain KARTHIKEYAN IND Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.776
10 08 Gianmaria BRUNI ITA Dallara F300 Mugen-Honda 1:04.901
IMAGE今回の第4戦、第5戦でポールポジションを獲得しましたが、エアリストリクター径が0.01mmオーバーといことで、第5戦から最後尾スタート+10秒ペナルティーとなりました。

この件に関して、チームに一切の責任はなく、ニールブラウンエンジニアリングから配給された部品の、製造工程エラーです。

これによるエンジンパフォーマンスのアドバンテージは一切なく、NBE側からプレスリリースされています。
まったくもって信じられない状況ですが、とりあえず今は前向きに考えたいと思います。

佐藤琢磨