活躍が期待されていたスーパーアグリF1チームのサンマリノGPは落胆すべき結果に終わった。レース序盤にクリスチャン・アルバースと接触して左フロントサスペンションにダメージを受けた井出有治は、23周目にメカニカルトラブルが発生してリタイアに追い込まれた。佐藤琢磨はまたしても力強い戦い振りを示し、チームは正確かつ素早いピット作業で彼を送り出した。ところが、残念なことに44周目のターン15で琢磨のレースは終わり、チームとしてふたりとも完走できない初のレースとなった。

佐藤琢磨のコメント
「この週末は信頼性の問題はまったく起きなかったのに、2台揃って完走できなかったことは残念でした。僕のスタートはまずまずで、ポジションを上げられそうにもなりましたが、クルマのペースが及ばずに順位を保ったまま周回を重ねました。メカニックたちは週末を通じて素晴らしい働きを示し、チームとしても上手く進歩していると思うので、今後も懸命に働いてパフォーマンスの向上を目指します」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）

　 本日行なわれたサンマリノGPの予選において、スーパーアグリF1の佐藤琢磨は1分27秒609、そしてチームメイトの井出有治は1分29秒282を記録した。これにより、琢磨は21番グリッド、有治は22番グリッドより明日の決勝に臨むことが決まった。

佐藤琢磨のコメント
「チームにとっては良い一日でした。昨晩のうちに勇気付けられる内容の前進を果たし、今朝のフリープラクティスはとてもスムーズに進行したので、予選でも良いパフォーマンスを発揮できました。自分のアタックラップについてはとても満足していて、クルマのパフォーマンスを出し切ることができました。明日のレースがとても楽しみですね」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）

　 本日、スーパーアグリF1はサンマリノGPの初日をポジティブな形で終えた。井出有治は自分自身とSA05をギリギリまでプッシュし、最初のフリープラクティスではチームメイトである佐藤琢磨にコンマ2秒差まで迫った。チームは予定していたプログラムをすべて消化し、現在は明日の予選に向けたディスカッションに全力を注いでいる。

佐藤琢磨のコメント
「今日はいい一日で、様々なプログラムについて有益なことをたくさん学びました。ふたつのブリヂストン・タイアをテストしたことは興味深く、重要なデータを収集できました。縁石やバンプに乗り上げたときにマシーンが不安定になるので、ドライブするのはちょっと難しいですね。けれども、セッションを通じて改善を図れたので、この後も明日に向けて努力を続けていくことになるでしょう」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）