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いよいよ決勝当日。朝7時30分にホテルを出発し、ポリスエスコートにてスピードウェイへ。本来なら、渋滞知らずのポリスエスコ―ト。白バイ先導のもと、逆走したり、信号無視をしたり、優先車線をひたすら走り、普段なら20分くらいで到着できるところが、今年は45分もかかりました!
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それもそのはず。今年は観戦席のチケットだけではなく入場券も全て完売。例年より10万人も多い40万人の観客が来場することもあり、ポリスエスコートでもある程度の混雑は予想していたとはいえ、サーキットの駐車場に入る最後の500メートルぐらいが、すごい渋滞。でもこのエスコート無しで来ている観客に比べれば、「たったの」45分です。(ちなみに米マネージャーは、スピードウェイから車で30分ぐらいの所に住んでいますが、当日の朝の出発時間は朝4時30分でした)
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そしてこれは余談ですが、例年は複数でパレードのショーのように前後左右に交錯しながら(?)先導してくれていたのですが、今年は要望がすごく多かったのか、たったの1台。もちろん1台で十分なのですが、なんだか寂しかったです。
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スピードウェイに到着してみると、やっぱり人の多さに驚きです。携帯はつながらない、メールも送れない。まっすぐ歩くこともできない。軽食も飲み物も買うのも大変そう!ましてやトイレはすごい列になりそう!! |
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でも今年は安心。事前に支援者の方々のおかげでフラッグルームというホスピタリティ・ルームをツアー参加者のためにも確保できたため、大混雑の中でも休憩場所をご用意することができました。正直予約に行き着くまでいろいろありましたが、当日現地で、本当に良かったとしみじみ思いました。でも今年は安心。事前に支援者の方々のおかげでフラッグルームというホスピタリティ・ルームをツアー参加者のためにも確保できたため、大混雑の中でも休憩場所をご用意することができました。正直予約に行き着くまでいろいろありましたが、当日現地で、本当に良かったとしみじみ思いました。
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このフラッグ・ルーム、パゴダタワーそばのグランドスタンドの下にあり、ドアの所にそれぞれ違うフラッグがペイントされています。ツアーで使用したのは、チェッカーフラッグのペイントがされているその名も「チェッカーフラッグ・ルーム」。レース当日は、入り口にちゃんとTakuma
Club って看板も掲げられ、前を行き来する現地ファンの人たちからも、応援の声援を受けたりしました。実は、琢磨選手だけではなく琢磨ファンも、現地でとても人気者なんですよ! |
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当日はとても暑かったので、フラッグルームは本当に快適でした。今年は、特別にケーターリングもご用意できたので、ゆっくり軽食や飲み物をとって頂くことともできました。それ以外にも、荷物を置いてサーキットを見て回ったり、お土産を買いに走ったり。そして優勝したドライバーと一緒に飲み干すために特別に配布されていた牛乳瓶を取っておいたり。レース開始までの時間をそれぞれ自由に、そして快適に過ごしていただけたのではと思っています。
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また時間のあるうちに、ガレージ前でも記念撮影! |
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そうこうしている間に、いよいよ琢磨選手出陣の時間です。みんなでの送り出しを計画していたのですが、情報がいろいろ交錯したり状況が変わったりした上に、電話もネットもすごく繋がりにくいこともあって、集合場所の伝達がうまくいかず、皆さまにもアタフタさせてしまいました。ごめんなさい。40万人のパワーを想定しても仕切れない、いろいろなことがありまして・・・・・。でも無事に、みんな集合できてレースに向かう琢磨選手を見送ることができました!!
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そして、決勝レースに向けて観戦席へ急いで移動。観戦席はチェッカー・フラッグルームのすぐそばのメインストレートにあるグランドスタンド席。ここから見渡す限りの観戦席が全て埋まっている!壮観です。 |
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当然ながら観客の熱気がものすごく、レースの行方をみんな必死に見守っていました。ちなみにフラッグ・ルームにはCCTVも設置されていたので、中には観客席でのライブ観戦と組み合わせて楽しんでいただいた方もいました。
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ところでプラクティスではセッティングに苦労していた琢磨選手でしたが、予選では巻き返して4列目12番グリッドを獲得。とはいえ予選後の金曜日のフリー・プラクティスではマシーンのバランスに問題が見つかり、セッティングの苦労は続いているとのこと。
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そんな状況の中、決勝は好スタートを切ることができたものの、中盤までに順位をかなり落としてしまい、みんなでハラハラしながら見守っていました。しかし、4回目のピットインの後、14位、5位、2位と順位を上げていった時は、全員興奮の坩堝状態(笑)。大きな声で応援してもかき消されてしまうほどの盛り上がりでした。
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しかし、その後に出たイエローコーションでピットのタイミングがずれてしまい、中盤で走行を続けていた琢磨選手。最後にウォールにヒットしてしまった時には、みんなで「どうしたんだ?大丈夫か?いや、大丈夫だ!」と、いろんな情報を集めシェアすることができて、とても心強く感じました。正直、この時は一人で観戦していなくて良かったと、思いました。琢磨選手の安全を確認した後は、最後までレースを楽しみました。
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また今年は、車椅子をご利用の方のために、他のメンバーとは離れた場所でしたが、車椅子席も手配していました。予約時には問題なかった付き添いの方の席が無いと言われるハプニングに目眩がしそうになりましたが、当日現地での添乗員の「ゴネ」、もとい「ネゴ」で無事にご一緒に観戦していただけ、スタッフ全員、ほっとしました。やっぱりレースは、親しい方や同じファン仲間と一緒に応援しながら観戦するのが楽しいですよね。
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残念ながらレースの結果はとても悔しいものとなりましたが、大観衆の中で繰り広げられるレースの迫力の凄さは、現地で実際に体感しなければ分からないものがあると思いました。そして、参加者の方からも、40万人の観衆と一緒に、手に汗握るエキサイティングなレースを一緒に見ることができたのは思い出深き経験になった、とお声をかけてもらい、とても嬉しく思いました。
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さて、レース終了後、皆さんはガレージに移動して琢磨選手をお待ち頂いていましたが、当人はレース後でもグリッドで取材などの対応に大忙し。こういう時、選手って大変だなと痛感しますが、レースのことをきちんと伝えることも大事なお仕事ですね。
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ガレージに戻ってもチームとミーティングしたり、他の取材を受けたり、アメリカのファンの皆さんへのサインに対応したり。でもツアー参加者の皆さんは、琢磨選手が落ち着くまで辛抱強く見守ってくださいました。ありがとうございます。
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そして決勝日の締めは、レースを戦い抜いたマシーンと琢磨選手と一緒に記念写真!これは絶対に撮りたい!!絶対に外せない!!!その気持ちを理解している琢磨選手が、メカニックに記念撮影用にエンジンやシャシーのカバーを戻すようにお願いしてくれました。まだマシンをいろいろチェックしていて忙しそうでしたが、すぐに対応してくれて、みんなで貴重な集合写真を撮影!これも琢磨ファンの熱い気持ちをわかってくれているチームのみんなのおかげだと思います。ありがとうござました!
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この日の締めは、恒例となりつつある決勝レース後のブラジル・レストランでの会食会。米マネージャーは、ツアー参加者はもちろん、関係者やスポンサー、メディアの皆さんも含めてなんと80席を確保してくれ、みんなで琢磨選手を囲んでの会食ができました。ここでは、レースのことを聞く方もいれば、違う質問をする方もいたり、シュラスコをほおばりながら今日の決勝レースをみんなで振りかえっていたようです。
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