POS. | DRIVER/TEAM | GAP/LAPS | LAPS |
1 | Michael Schumacher Ferrari |
1h31m07.490 | 56 |
2 | Juan-Pablo Montoya Williams |
+5.0 secs | 56 |
3 | Jenson Button BAR |
+11.5 secs | 56 |
4 | Rubens Barrichello Ferrari |
+13.6 secs | 56 |
5 | Jarno Trulli Renault |
+37.3 secs | 56 |
6 | David Coulthard McLaren |
+53.0 secs | 56 |
7 | Fernando Alonso Renault |
+67.8 secs | 56 |
8 | Felipe Massa Sauber |
+1 Lap | 55 |
9 | Cristiano Da Matta Toyota |
+1 Lap | 55 |
10 | Christian Klien Jaguar |
+1 Lap | 55 |
11 | Giancarlo Fisichella Sauber |
+1 Lap | 55 |
12 | Olivier Panis Toyota |
+1 Lap | 55 |
13 | Giorgio Pantano Jordan |
+2 Lap | 54 |
14 | Gianmaria Bruni Minardi |
+3 Lap | 53 |
15 | Takuma Sato BAR |
+4 Lap | 52 |
16 | Zsolt Baumgartner Minardi |
+4 Lap | 52 |
Ret | Kimi Raikkon McLaren |
+16 Lap | 40 |
Ret | Nick Heidfeld Jordan |
+22 Laps | 44 |
Ret | Ralf Schumacher Williams |
+29 Laps | 27 |
Ret | Mark Webber Jaguar |
+33 Laps | 23 |
残り3周でポイント獲得のチャンスを逃す
2004-3-21 SUN 決勝
フェラーリとウィリアムズに果敢に挑んだラッキーストライクB・A・Rホンダは、マレーシアGPでジェンソン・バトンが3位表彰台を得るという快挙を成し遂げた。シーズン中、もっともタフとされるこのグランプリで勝ち取ったジェンソンの成績は、56周のレースを粘り強く戦い続けた結果、手に入れたものであり、彼にとってもF1では初の表彰台となった。
後方のグリッドからスタートした佐藤琢磨も全力を投じて戦い、1周目が終了した段階で11位、さらにミハエル・シューマッハーと並ぶペースで追い上げて8位まで駒を進めたが、残り3周というところでエンジンにトラブルが発生し、悔しいリタイアに終わった。
佐藤琢磨のコメント
「たった残り3周でリタイアすることになり、言葉では言い表せない悔しさを味わっています。クルマは素晴らしい仕上がりで、レースもいいペースで周回を重ねることができました。他の多くのドライバーとは異なり、我々は2ストップ作戦で臨みましたが、これも成功だったと思います。スタートは抜群で、これで後方からスタートするハンディを挽回できました。1周が終わった時点で11位までポジションを上げられ、ポイント獲得も期待できそうだったので、そのままどんどん攻めていきました。残念ながら、コースが濡れ始めている時にターン6でミスを犯し、コースアウトしてしまいます。ただし、幸いにもコースに復帰できたので、そこから再度、全力を投じて8位までポジションを取り戻しました。1ラップ1ラップに集中し、最終的にはルノーと互角に戦えたことは素晴らしかったと思います。僕自身のことについては非常に落胆していますが、チームにとっては最高のレースとなりました。今後もエキサイティングなレースを演じるパフォーマンスを有していることが、これで証明されたと思います」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Michael Schumacher Ferrari |
1:33.074 |
2 | Mark Webber Jaguar |
1:33.715 |
3 | Rubens Barrichello Ferrari |
1:33.756 |
4 | Juan-Pablo Montoya Williams |
1:34.054 |
5 | Kimi Raikkon McLaren |
1:34.164 |
6 | Jenson Button BAR |
1:34.221 |
7 | Ralf Schumacher Williams |
1:34.235 |
8 | Jarno Trulli Renault |
1:34.413 |
9 | David Coulthard McLaren |
1:34.602 |
10 | Cristiano Da Matta Toyota |
1:34.917 |
11 | Felipe Massa Sauber |
1:35.039 |
12 | Giancarlo Fisichella Sauber |
1:35.061 |
13 | Christian Klien Jaguar |
1:35.158 |
14 | Olivier Panis Toyota |
1:35.617 |
15 | Nick Heidfeld Jordan |
1:36.569 |
16 | Gianmaria Bruni Minardi |
1:38.577 |
17 | Zsolt Baumgartner Minardi |
1:39.272 |
18 | Giorgio Pantano Jordan |
1:39.902 |
19 | Fernando Alonso Renault |
- |
20 | Takuma Sato BAR |
- |
佐藤琢磨、悔しいスピンで最後尾に沈む
2004-3-20 SAT 公式予選
ラッキーストライクB・A・Rホンダのジェンソン・バトンは本日行なわれた最終予選で6番手のタイムを記録し、56周で競われる明日のマレーシアGPには3列目グリッドから臨むことが決まった。いっぽう、チームメイトの佐藤琢磨はターン11でスピンを喫したため、最後列からのスタートとなった。
昨日の午後は走行を途中で中断しなければならず、決して期待通りの展開とはいえなかったが、今朝は順調に走行を続け、B・A・Rホンダは確かな手応えをつかんでいた。こうした流れに乗ったジェンソンは2回目の予選でも着実な進歩を示し、コースの特性を加味してセッティングしたB・A・R006ホンダのポテンシャルを遺憾なく引き出すことに成功した。
2時間におよぶ予選セッション中、路面温度は52℃から55℃で推移し、最高気温は37℃に達した。レースが開催される明日も、クアラルンプールのセパンサーキットは酷暑となることが予想されている。
佐藤琢磨のコメント
「予選がこんな形で終わって、本当に残念です。高速コーナーのターン11でバンプに乗り上げ、コントロールを失ってしまいました。ハードにプッシュしたおかげで、いいタイムを記録できそうな感触を掴んでいたんですが。走り始めの苦しい展開を思えば、今朝の時点までは順調な経過を辿り、予選でその成果を手に入れられると期待していました。幸運にもマシーンはダメージを負わずに済みましたが、最後尾からスタートするのはとても悔しいことです。ただし、我々のパッケージはレースで威力を発揮できるはずなので、明日に向けてハードな仕事をこなし、ポイント圏内に一歩でも近づけるよう、努力するつもりです」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Kimi Raikkon McLaren |
1:34.395 |
2 | Ralf Schumacher Williams |
1:34.693 |
3 | Mark Webber Jaguar |
1:35.054 |
4 | Michael Schumacher Ferrari |
1:35.094 |
5 | Juan-Pablo Montoya Williams |
1:35.100 |
6 | Jarno Trulli Renault |
1:35.115 |
7 | Felipe Massa Sauber |
1:35.288 |
8 | Fernando Alonso Renault |
1:35.300 |
9 | David Coulthard McLaren |
1:35.301 |
10 | Rubens Barrichello Ferrari |
1:35.373 |
11 | Jenson Button BAR |
1:35.407 |
12 | Olivier Panis Toyota |
1:35.524 |
13 | Ricardo Zonta Toyota |
1:35.850 |
14 | Christian Klien Jaguar |
1:35.996 |
15 | Takuma Sato BAR |
1:36.292 |
16 | Giancarlo Fisichella Sauber |
1:36.353 |
17 | Anthony Davidson BAR |
1:36.708 |
18 | Bjorn Wirdheim Jaguar |
1:36.883 |
19 | Cristiano Da Matta Toyota |
1:36.907 |
20 | Nick Heidfeld Jordan |
1:37.725 |
21 | Gianmaria Bruni Minardi |
1:37.818 |
22 | Zsolt Baumgartner Minardi |
1:38.588 |
23 | Timo Glock Jordan |
1:38.796 |
24 | Giorgio Pantano Jordan |
1:39.324 |
25 | Bas Leinders Minardi |
1:41.485 |
佐藤琢磨、ブレーキトラブルに泣
2004-3-19 FRI フリープラクティス
シーズン中、もっとも暑いとされるクアラルンプールのマレーシアGPは、高温化におけるラッキーストライクB・A・Rホンダチームの実力を測る、最初の機会でもある。もっとも、酷暑のなかでもマシーンは良好な反応を示し、午前中はサードドライバーのアンソニー・デイヴィドソンを中心に走り込みを行なった。アンソニーは一切トラブルに見舞われることなく21周を走行し、3番手のタイムを記録した。
しかし、午後の展開はあまり好ましいものではなかった。ジェンソン・バトンがマシーンのバランスに問題を抱えていたほか、佐藤琢磨とアンソニーはセッション途中で走行を切り上げなければならなくなったのだ。まず、琢磨のマシーンはターン3でいきなりブレーキがロック、コントロールを失ってコースから飛び出したうえ、ガードレールと接触してフロントウィングを壊してしまう。ここから、なんとかコースに復帰してガレージに辿り着いたものの、このとき10番手だった琢磨は、残り時間をピットで過ごす羽目に陥った。また、午後に入ってからロングランを担当していたアンソニーは、エンジン・トラブルのためコース上で立ち往生してしまった。詳しい原因は現在、調査中である。このためジェンソンが11番手、琢磨が15番手、アンソニーが17番手という結果に終わった。
本日の最高気温は38℃。例年通り蒸し暑く、いつ激しい夕立が降り始めるか分からないという空模様も、いかにもマレーシアGPらしいものだった。
佐藤琢磨のコメント
「今日はブレーキトラブルのため、たった10周しか走ることができず、本当に残念です。明日の予選に備えるには、今晩はみっちり打ち合わせを行ない、明日の午前中は精力的に走り込む必要がありそうです。いずれにしても、辛い一日でしたね」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)