POS. | DRIVER/TEAM | GAP/LAPS | LAPS |
1 | Kimi Raikkon McLaren |
1h32m35.274 | 44 |
2 | Michael Schumacher Ferrari |
+3.1 secs | 44 |
3 | Rubens Barrichello Ferrari |
+4.3 secs | 44 |
4 | Felipe Massa Sauber |
+12.5 secs | 44 |
5 | Giancarlo Fisichella Sauber |
+14.1 secs | 44 |
6 | Christian Klien Jaguar |
+14.6 secs | 44 |
7 | David Coulthard McLaren |
+17.9 secs | 44 |
8 | Olivier Panis Toyota |
+18.6 secs | 44 |
9 | Jarno Trulli Renault |
+22.1 secs | 44 |
10 | Ricardo Zonta Toyota |
+3 Laps | 41 |
11 | Nick Heidfeld Jordan |
+4 Laps | 40 |
Ret | Juan Pablo Montoya Williams |
Tyre failure | 37 |
Ret | Antonio Pizzonia Williams |
Gearbox | 31 |
Ret | Jenson Button BAR |
Accident | 29 |
Ret | Zsolt Baumgartner Minardi |
Accident | 28 |
Ret | Fernando Alonso Renault |
Spin | 11 |
Ret | Mark Webber Jaguar |
Accident | 0 |
Ret | Takuma Sato BAR |
Accident | 0 |
Ret | Gianmaria Bruni Minardi |
Accident | 0 |
Ret | Giorgio Pantano Jordan |
Accident | 0 |
佐藤琢磨、無念のリタイアを強いられる
2004-8-29 SUN 決勝
ドラマチックな復活を遂げたベルギーGPにおいて、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨は共に“負傷”してリタイアに終わり、ラッキーストライクB・A・Rホンダのレースは不本意な結末を迎えた。2年ぶりに開催されたスパのレースをファンは堪能したが、琢磨はオールージュでマーク・ウェバーとの接触を余儀なくされたほか、入賞が目前だったジェンソンはパンクが原因でタイアがブロウするというアクシデントに見舞われた。
12番グリッドからスタートしたジェンソンは、ターン1のラスルスで混戦に巻き込まれた。ここでフィジケラを避け切れなかった彼はザウバーと接触してフロントウィングを失ってしまう。セーフティカーが出動したオープニングラップを終えたところでジェンソンはピットインをしたが、終盤には5番手まで順位を取り戻す。ところが、残り15周で右リアタイアがブロウ、マシーンは回転しながらコースを横断してバウムガルトナーのミナルディと激突し、2台ともリタイアに追い込まれた。
1コーナーの混乱を無傷で切り抜けた琢磨は、オールージュに向けて果敢な走りを見せていた。ここで、すでにフロントウィングを失っていたウェバーをアウト側から攻略しようとしたところ、オーストラリア人はスピンして琢磨とクラッシュ、コントロールを失った琢磨のマシーンはコース外に弾き飛ばされてしまった。
佐藤琢磨のコメント
「何ていうレースでしょう!
僕たちは間違いなく上位でフィニッシュしていたはずですし、好スタートを切って8番手を走行していただけに、今日の結果は非常に悔やまれます。オールージュに向けて丘を下っていたマーク・ウェバーはフロントウィングを失っていたためにペースは非常に遅かったのですが、彼は相変わらずレーシングラインの真ん中に居座っていました。そこで僕は接触を避けるため、懸命にブレーキングしなければいけませんでした。丘の頂上の右コーナーでモントーヤが僕を追い抜き、僕はウェバーを右側から抜こうとしていましたが、僕は2台に挟まれる格好となってしまいます。何が起こったか正確には把握していませんが、ここでウェバーが僕にぶつかってきたのです。今日は好成績を挙げる自信がありましたが、幸いにもチャンピオンシップ上のポジションは変わらずに済みました。来週は2週間後に開催されるイタリアGPに備え、モンザでのテストに参加する予定です」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Jarno Trulli Renault |
1:56.232 |
2 | Michael Schumacher Ferrari |
1:56.304 |
3 | Fernando Alonso Renault |
1:56.686 |
4 | David Coulthard McLaren |
1:57.990 |
5 | Giancarlo Fisichella Sauber |
1:58.040 |
6 | Rubens Barrichello Ferrari |
1:58.175 |
7 | Mark Webber Jaguar |
1:58.729 |
8 | Felipe Massa Sauber |
1:59.008 |
9 | Olivier Panis Toyota |
1:59.552 |
10 | Kimi Raikkon McLaren |
1:59.635 |
11 | Juan-Pablo Montoya Williams |
1:59.681 |
12 | Jenson Button BAR |
2:00.237 |
13 | Christian Klien Jaguar |
2:01.246 |
14 | Antonio Pizzonia Williams |
2:01.447 |
15 | Takuma Sato BAR |
2:01.813 |
16 | Nick Heidfeld Jordan |
2:02.645 |
17 | Gianmaria Bruni Minardi |
2:02.651 |
18 | Zsolt Baumgartner Minardi |
2:03.303 |
19 | Giorgio Pantano Jordan |
2:03.833 |
20 | Ricardo Zonta Toyota |
2:03.895 |
佐藤琢磨、予想外の予選15位に終わる
2004-8-28 SAT 公式予選
ベルギーGPのスターティンググリッドを決める本日の公式予選は困難なコンディションの下で実施されたが、ラッキーストライクB・A・Rホンダはここで予想外の事態に遭遇することとなった。朝から降り続いた雨のため、予選開催時には極めて危険な状況となっていたのだ。この結果、ジェンソン・バトンは12位、佐藤琢磨は15位で予選を終えた。
今朝のフリープラクティス中の15分間を除くと、移り気なことで名高いスパの空からは雨が降り続き、明日に向けての準備を一層困難なものとしていた。そしてプレクォリファイからクォリファイに掛けてはレーシングラインが次第に乾き始める展開となり、各チームは予選結果を重視してウェット・セットアップで臨むか、それとも明日は雨が降らないという天気予報を信じてドライ・セットアップで臨むかという二者択一を迫られたのである。
佐藤琢磨のコメント
「今日の結果にはがっかりしました。我々はヘビーウェット用のタイアを装着したにも関わらず、僕がアタックしたときには雨が止んでいたためにタイアが急速に過熱し、アタック終盤はまともにグリップしない状況でした。今回のスターティンググリッドのため、明日のレースは少々混乱するかもしれません。我々はストレートスピードが速いので、2台揃っての入賞が期待できるでしょうし、チャンピオンシップではルノーへチャレンジしつつ、3位の座を守りきることができると思います」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)
POS. | DRIVER/TEAM | TIME LAPS |
1 | Kimi Raikkon McLaren |
1:44.701 |
2 | Jenson Button BAR |
1:45.015 |
3 | Michael Schumacher Ferrari |
1:45.137 |
4 | Anthony Davidson BAR |
1:45.437 |
5 | Takuma Sato BAR |
1:45.451 |
6 | David Coulthard McLaren |
1:45.507 |
7 | Antonio Pizzonia Williams |
1:45.559 |
8 | Rubens Barrichello Ferrari |
1:45.625 |
9 | Fernando Alonso Renault |
1:45.658 |
10 | Juan-Pablo Montoya Williams |
1:45.678 |
11 | Felipe Massa Sauber |
1:45.960 |
12 | Giancarlo Fisichella Sauber |
1:45.978 |
13 | Mark Webber Jaguar |
1:46.471 |
14 | Olivier Panis Toyota |
1:46.528 |
15 | Ricardo Zonta Toyota |
1:46.902 |
16 | Jarno Trulli Renault |
1:46.912 |
17 | Bjorn Wirdheim Jaguar |
1:47.265 |
18 | Christian Klien Jaguar |
1:47.370 |
19 | Ryan Briscoe Toyota |
1:47.634 |
20 | Zsolt Baumgartner Minardi |
1:48.687 |
21 | Nick Heidfeld Jordan |
1:48.803 |
22 | Timo Glock Jordan |
1:48.817 |
23 | Giorgio Pantano Jordan |
1:48.962 |
24 | Bas Leinders Minardi |
1:49.480 |
25 | Gianmaria Bruni Minardi |
1:49.742 |
佐藤琢磨、2年ぶりにスパを走る!
2004-8-27 FRI フリープラクティス
ラッキーストライクB・A・Rホンダの佐藤琢磨、ジェンソン・バトン、アンソニー・デイヴィドソンの3人は、スパに帰ってこれたことを心より喜んでいる。現役ドライバーの多くが愛してやまないアルデンヌの森に、再びF1グランプリがやってきたのだ。
アンソニーはまたしても驚異的な滑り出しを披露し、今朝のセッションではフェラーリを凌ぐトップのタイムを記録した。セッション終盤にはオイルリークのため走行を中断したが、それでもシューマッハーを0.3秒リードすることに成功したのである。一部が濡れていたコースが完全に乾くのを待つため、ジェンソンと琢磨が朝のセッションで消化したラップ数は限られていた。彼らは午前中を11番手と13番手で終えている。
午後のセッションでB・A・Rホンダの3台は本格的に走行を開始、ジェンソン、アンソニー、琢磨の3人はそれぞれ2番手、4番手、5番手につけた。
佐藤琢磨のコメント
「スパに戻ってこれたうえ、チームの3台が揃ってトップ5に入ることができて最高の気分です。最初のラップから好タイムを記録するなど、僕たちのマシーンは優れたパフォーマンスを発揮していますが、明日は、レース結果を左右するロングランでの安定性について作業を進めなければなりません。幸運にも今日は雨が降ることもなく、走行に関しても問題はなかったので、明日も順調にプログラムを消化できることを期待しています」
(ラッキーストライクB・A・Rホンダのプレスリリースより)