本日のスペインGPにおいて、ラッキーストライクB･A･Rホンダにとっては確実と思われたポイント獲得を、ジェンソン・バトンは惜しいところで逃してしまった。17周目にマクラーレンのクルタードと接触、ここでマシーンにダメージを負ったイギリス人ドライバーは、その後も懸命の追い上げを見せたものの、問題の多いピットストップとレース終盤に発生したギアシフト・トラブルのため、入賞圏内となるベスト8でフィニッシュすることは叶わず、9位でチェッカード・フラッグを掻い潜った。いっぽう、チームメイトのジャック・ヴィルヌーヴは12周目に電気系から火の手が上がったことで、彼のレースは突然の幕切れを迎えてしまった。2ストップ作戦を選んでいたヴィルヌーヴは、レース序盤のセーフティーカーランを利して上位入賞が期待されていただけに、この結果は非常に残念である。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 本日行なわれた第2回予選で5番手のタイムを記録したジェンソン・バトンは、明日開催されるスペインGPにラッキーストライクB･A･Rホンダの先鋒として挑むことが決まった。そのチームメイトであるジャック・ヴィルヌーヴは、惜しくもトップ10入りを逃して11位で予選を通過したため、2台のB･A･Rは3列目と6列目のグリッドから明日のレースに臨むことになる。
カタルーニャ・サーキット周辺の天候は依然として暑く快晴で、予選セッションもこうしたコンディションの下で執り行なわれた。このセッションでヴィルヌーヴは9番目にピットレーンを離れ、バトンはそれよりもやや遅めの16番目にアタックを行なった。
昨日から自身のレースカーに問題を抱えていたカナダ人ドライバーは、本日のフリープラクティスと第2回予選にTカーで出走。しかし、午前中のセッションが終了する間際にオーバーステアを引き起こしてコースオフを喫し、マシーンの後部に相当のダメージを与えてしまう。もっともチームは、予選までにレース・スペックのエンジンとリアセクションへの交換を済ませていたので、レースに向けての準備にはまったく影響がなかったといえる。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 バルセロナの空は晴れ渡り、気温もうなぎ上りに上昇したが、ジェンソン・バトンはこうした厳しいコンディションに負けることなく、ラッキーストライクB･A･Rホンダの戦いを優勢に進めた。本日行われたスペインGPの第1回予選でジェンソンは5番手に食い込む快走を見せたのである。いっぽう、チームメイトのジャック・ヴィルヌーヴは思うように操ることのできないマシーンに手を焼き、不本意な12位という結果に終わった。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）