本日のフランスGPにおいて、ラッキーストライクB･A･Rホンダのジャック・ヴィルヌーヴは9位でフィニッシュし、惜しいところで入賞のチャンスを逃した。いっぽう、ジェンソン・バトンのマシーンには燃料系のトラブルが発生、21周を終えたところで彼のレースは突然の幕切れを迎えることになった。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 本日午後にマニクールで開催された最終予選を12番手で終えたジャック・ヴィルヌーヴは、明日のフランスGPに6列目グリッドよりスタートする。彼のチームメイトであるジェンソン・バトンは不本意な14番手に留まり、このため日曜日のレースには7列目からスタートすることになった。
天候は引き続き曇りで気温も低いなかで行なわれた午前中のフリープラクティスにおいて、ジャックは満足に走れなかった昨日の鬱憤を晴らすかのように41周を走行した。2回目のセッション途中でエンジン・トラブルに見舞われたジェンソンは、エンジン交換のため3回目のセッションのほとんどをガレージで過ごすこととなり、予選や決勝に向けてのセットアップは遅々として進まなかった。結局、セッション終了の3分前になってようやくコースに復帰した彼は、2周のフライングラップを走っただけで、グリッドを決定する予選に臨まなければならなかった。
昨日の不運のため、本日の予選に2番目に出走したジェンソンは、変わりゆく天候に翻弄されてしまった。いっぽうのジャックは15番目にピットレーンを後にしている

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 ラッキーストライクB･A･Rホンダにとって困難な幕開けとなったフランスGPにおいて、力強い走りを見せたジャック・ヴィルヌーヴが本日の第1回予選を7番手で終えたことは、チームに多少なりとも明るい雰囲気をもたらした。B･A･Rのマシーンが差し押さえられた昨日の事件は、今朝になって決定が覆ったものの、本日午前中に行なわれたフリープラクティスに出走するには少々遅すぎるタイミングだった。このため、ふたりのドライバーは改修されたばかりのマニクールをアウトラップのたった1周しか走行できないまま、シングルラップの予選に臨んだのである。ただし、チームメイトのジェンソン・バトンは天候が急変する不運に見舞われ、本日の予選を20位で終えた。
この結果、天気予報によるとドライ・コンディションになることが見込まれる明日の最終予選には、ジェンソンがトップバッターとして、そしてジャックは14番手で出走することが決定した。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）