本日のヨーロッパGPほど、ラッキーストライクB･A･Rホンダを複雑な心境にさせたレースはなかったかもしれない。ジェンソン・バトンは力強く走りきって7位でフィニッシュ、チームに2ポイントをもたらした。いっぽうジャック・ヴィルヌーヴはスタートに失敗して17位から19位に転落し、またも困難なレースとなることを予感させた。それから8周後、シケインでフェルスタッペンをパスしようとしたときにホイールが外れ、彼のB･A･Rホンダ005はスピンを余儀なくされる。ただし、エンジンがストールしなかったためにレースを続行できたものの、これが原因となってポジションをふたつ落としてしまう。さらに、フィニッシュまであと6周というところで2速ギアが壊れ、ヴィルヌーヴはリタイアに追い込まれたのである。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 ラッキーストライクB･A･Rホンダのジェンソン・バトンは、ニュルブルクリンクで行なわれた本日の最終予選で12番手のタイムを記録し、明日のヨーロッパGPには6列目のグリッドからスタートすることが決まった。彼のチームメイトであるジャック・ヴィルヌーヴは、残念ながらこのセッションを17位で終えた結果、明日のレースには9列目のグリッドからスタートする。
今日も気温は低かったものの、一日を通じてコースはドライ・コンディションに保たれた。ふたりのドライバーは午前中のセッションで何度もセッティングを変更し、限られた時間のなかで少しでもグリップレベルを向上させようと努力した。そして午後の予選では、昨日の第1回予選で不運に見舞われたヴィルヌーヴが、そのツケを払わされる形でいちばん最初にアタックラップに臨んだ。いっぽう、セッション中盤となる10番目にアタックしたバトンは、いくぶん改善したコースコンディションに助けられることとなった。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 ヨーロッパGPの幕開けは、ラッキーストライクB･A･Rホンダにとって失望すべきものとなった。本日開催された第1回公式予選において、1ラップ・アタックを行なったジェンソン・バトンは11番手、天候の急激な変化によりスピンオフを喫したジャック・ヴィルヌーヴは20番手に終わったからである。
午前中はポカポカ陽気に恵まれたニュルブルクリンクは、しかし予選の始まる時間が近づくと陰鬱とした空模様に変わっていった。バトンとヴィルヌーヴは、現在のポイントスタンディングに従って、それぞれ10番目と13番目にアタックに臨んだ。この結果、最終的なスターティンググリッドを決定する明日の第2回予選に、ヴィルヌーヴはいちばん最初にスタートし、バトンは9番目に出走することが決定した。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）