イタリアGPではジャック・ヴィルヌーヴが6位でフィニッシュし、ラッキーストライクB･A･Rホンダは貴重な3ポイントを獲得することに成功した。スタートからフィニッシュまで、まったくミスを犯すことなく積極果敢に走り続けたヴィルヌーヴは、チームが5位の座を守ることに貢献したほか、ドライバーズ・チャンピオンシップにおける自身の獲得ポイントを一挙に倍増させたのである。いっぽう、そのチームメイトであるジェンソン・バトンはあまり運に恵まれなかった。昨日の予選で今季最高位タイのポジションを得たバトンは、スタートに失敗して出遅れたほか、ギアボックスにトラブルが起きて24周でリタイアに追い込まれたのである。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 明日のイタリアGPに4列目グリッドから挑むジェンソン・バトンは、コンストラクターズ・ランキングで5位の座を死守しようとするラッキーストライクB･A･Rホンダの戦いをリードすることになった。B･A･R005ホンダを駆ったバトンは本日の最終予選において7番手のタイムをマーク。これは彼にとって今季最高の予選結果と並ぶものであり、シーズン前半で示した予選での強さが戻ってきたことを意味している。チームメイトのジャック・ヴィルヌーヴもバトンに続く予選10位で5列目グリッドを確保しており、こちらも予選で頼もしいパフォーマンスを発揮したといえる。
本日の予選ではふたりのドライバーが揃ってトップ10に食い込み、チームにとって今季3番目に優れた成績となった。
本日も好天に恵まれて気温も上昇したが、チームを悩ませた昨日の突風は収まっていた。予選中の路面温度は47°Cに達し、気温は27°Cまで上昇した。なお、ヴィルヌーヴがコースインしたのは8番手で、バトンは10番手でピットレーンを後にした。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）

　 イタリアGP初日の本日、ラッキーストライクB･A･Rホンダのジェンソン・バトンとジャック・ヴィルヌーヴは、第1回予選をそれぞれ11位と13位で終えた。先週、モンザで行なわれたテストを成功裏に終えていただけに、ヨーロピアン・ラウンド最後のレースとなる今回は非常に大きな期待を抱いていたが、午前中のフリープラクティスではヴィルヌーヴのマシーンに電気系のトラブルが発生して貴重な走行時間を失うなど、チームにとっては落胆すべき結果に終わった。
長い伝統を誇るモンザは今日一日を通して暖かく、好天に恵まれたが、時折吹く突風がマシーンを不安定にさせた。予選中、路面温度は最高で45°Cに達し、気温は27°Cとなった。チャンピオンシップのポジションに従ってバトンは10番目にシングルラップのアタックに臨み、チームメイトのヴィルヌーヴは15番目にピットを後にした。明日の最終予選への出走順は本日の結果によって決まるため、ヴィルヌーヴは8番目、バトンは10番目でコースインすることになる。

（ラッキーストライクB･A･Rホンダのプレスリリースより）