今年のイギリスGPは、スーパーアグリF1チームが期待するような展開にはならなかった。アンソニー・デイヴィドソンはメカニカル・トラブルのため35周でリタイア。佐藤琢磨は、スタートの段階からSA07のスピードを引き出すのに苦労していたが、今日は14位でチェッカードフラッグを掻い潜った。

佐藤琢磨のコメント
「Tカーに乗り換えた影響で、高速コーナーでのアンダーステアにとても苦労しました。ピットから1周もすることなくグリッドに向かったため、マシーンのベースセッティングを信じるしかなかったのです。最初のピットストップでフロントフラップの調整を行ないましたが、それまでの第一スティントではかなりタイムをロスしました。第二スティントに入ると、目の前に車がいなければハードにプッシュができて、悪くないラップタイムを記録できるようになりました。いずれにしても、とても困難な週末でした」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）

　 スーパーアグリF1チームにとっては困難な一日だった。今朝のFP3でアンソニー・デイヴィドソンは好タイムをマークしたが、午後の予選におけるペースは物足りないもので、チームは運にも恵まれなかった。

佐藤琢磨のコメント
「マシーンのどこがよくないのか、見極める必要がありそうです。これまでパフォーマンスが充分だったことはなく、グリップやスタビリティのレベルにも満足できません。昨日はいくらか進歩し、今朝も予選に向けてパフォーマンスを向上させましたが、結果的に充分なスピードを手に入れられなかったことは残念です。最後のラップではイエローフラッグに引っかかってタイムを更新できなかったことも残念でした」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）

　 荒れ狂う風とグリーンなコースの影響で、2007年イギリスGP初日の走行は困難なものとなった。スーパーアグリF1チームのレースドライバーである佐藤琢磨とアンソニー・デイヴィドソンは、それぞれ予定していたテストプラグラムを消化し、週末に向けて着実なスタートを切った。

佐藤琢磨のコメント
「前回のシルヴァーストーン・テストに参加していなかったので、僕たちのやるべき仕事は山積していました。セットアップの違いを見定めるには、コーナーごとに一定しない風の影響も受けていたはずですが、いずれにしても金曜日にやるべき仕事＋アルファを今日は消化できました。したがって今日はポジティブな一日だったと思います」

（スーパーアグリF1チームのプレスリリースより）